2014年 03月 27日
沢山の優しさに、感謝をこめて
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「やっと1年経った…」
朝の通勤の車の中で、胸の上にそっと片手を置いて、オットがそう呟きました。
あの日も、3月というのにどんよりした肌寒い日でした。☆
車の中から眺めた街路樹の木が、曇り空の下で心細げに見えました。
長年、無理に無理を重ねている間には、きっとどこかで身体が悲鳴をあげていた筈。
でも、それを仕事に対する責任感で感じないようにしてきたのでしょう。
そんな生活の結果が生んだ病気でした。
普段は、あっと言う間に過ぎて行く時の早さをいつも感じていたのに、オットの心臓に異変が生じ、バイパス手術が必要と知ったその日から、オットの周りで起きている出来事が、スロー画像で流れているような、まるで違う空間の中で息をしているような、そんな長い長い日々が始まりました。
「明日の朝7時から開始です」
オットを病院に送り、看護士さんからそう告げられた時から、“あとxx時間で手術が始まる…”と、その運命の時間迄、心の中でカウントダウンしながら朝を迎えたあの日。
病院に行く前に、オットが飲んだお茶のカップを洗ったものの、いつものように棚に仕舞ったらオットのカップは、使う事もなく何だかずっとそのままになってしまいそうで、オットがICUからでてパリの病院から隣町の病院に移るまで、水切り籠の上に伏せたままにしていました。
その日から、色んな方達からの温かい励ましの言葉に、オットや私は、いつも優しく包まれていました。
だから、無事にこうやって1年を迎える事ができました。
手術前、オットは「もう無理はできない」と言いました。
そして手術後、その言葉は「もう無理はしない」に変わりました。
と言っても、仕事の都合上そうはいかない時もありますが、以前より、自分の身体を大事に
するようになりました。
病気になって、これから先もずっと薬が必要な身体になったというのは、不安な事ですが、
自分の身体を、そして人生を見直すいいチャンスだったと考えれば、これから先は、ちょっと
した体調不良にも我慢をせず、その不安な気持ちが注意深さを作りだし、健康に繋がっていくんじゃないかって思います。
これから先は、もっとわがままに自分の為に生きて欲しい..。
そんな事を思って迎えたオットの手術後1年目でした。
いつもたくさん温かいの励ましをくださった皆様に感謝をこめて..。
朝の通勤の車の中で、胸の上にそっと片手を置いて、オットがそう呟きました。
あの日も、3月というのにどんよりした肌寒い日でした。☆
車の中から眺めた街路樹の木が、曇り空の下で心細げに見えました。
長年、無理に無理を重ねている間には、きっとどこかで身体が悲鳴をあげていた筈。
でも、それを仕事に対する責任感で感じないようにしてきたのでしょう。
そんな生活の結果が生んだ病気でした。
普段は、あっと言う間に過ぎて行く時の早さをいつも感じていたのに、オットの心臓に異変が生じ、バイパス手術が必要と知ったその日から、オットの周りで起きている出来事が、スロー画像で流れているような、まるで違う空間の中で息をしているような、そんな長い長い日々が始まりました。
「明日の朝7時から開始です」
オットを病院に送り、看護士さんからそう告げられた時から、“あとxx時間で手術が始まる…”と、その運命の時間迄、心の中でカウントダウンしながら朝を迎えたあの日。
病院に行く前に、オットが飲んだお茶のカップを洗ったものの、いつものように棚に仕舞ったらオットのカップは、使う事もなく何だかずっとそのままになってしまいそうで、オットがICUからでてパリの病院から隣町の病院に移るまで、水切り籠の上に伏せたままにしていました。
その日から、色んな方達からの温かい励ましの言葉に、オットや私は、いつも優しく包まれていました。
だから、無事にこうやって1年を迎える事ができました。
手術前、オットは「もう無理はできない」と言いました。
そして手術後、その言葉は「もう無理はしない」に変わりました。
と言っても、仕事の都合上そうはいかない時もありますが、以前より、自分の身体を大事に
するようになりました。
病気になって、これから先もずっと薬が必要な身体になったというのは、不安な事ですが、
自分の身体を、そして人生を見直すいいチャンスだったと考えれば、これから先は、ちょっと
した体調不良にも我慢をせず、その不安な気持ちが注意深さを作りだし、健康に繋がっていくんじゃないかって思います。
これから先は、もっとわがままに自分の為に生きて欲しい..。
そんな事を思って迎えたオットの手術後1年目でした。
いつもたくさん温かいの励ましをくださった皆様に感謝をこめて..。
by kanafr
| 2014-03-27 11:47
| 家族への思いと出来事
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