2014年 09月 19日
二人で行ったプチヴァカンス...(5)
|
今回の旅行の行き先やホテル選びから始まって、旅行中の細かいスケジュールも、全てまだ夏休み中の№2に丸投げの私。
ただお金を出すだけ、ただついて行くだけの楽~な旅でした。
だから、毎日どこに行くかも分からず、2日目の充実した美術館巡りで、これで終わりかと
思い込んでいたら、最後にもう一つありました。
小雨降る中を寒さに震えながら、3日目の朝に行ったのは、カジノ。
フフフ、朝からスロットマシンやルーレットのあるカジノ!?って思った方、いらっしゃるかしら?
実は、ただ№2について行くだけの私も“カジノ”の文字を見た時は、そう思いましたわ。
“今、絶対、心の中で私をバカにしたでしょ!”の凄~く分かりやすい表情の№2の説明に
よれば、ここは、かつて社交場だった時に、フランツ・リストが最後の公演をしたという場所
だったそうで、今では、現代アートの展示会場なんですって。
(写真がかなりボケボケで失敗した為、画像お借りしました)
でも、大きな看板のある憲法広場に面した大通りには、入口らしきものはなく、一体どこが
入り口?
建物に沿ってそのまま裏通りに回りました。
リストの記念プレートもあり、ここら辺りかしら?誰かに聞くしかないかしら?
丁度、向こうからフランスパンを抱えた男性がこっちの方向に歩いてくるのが見えました。
凄~く日常的なお買い物から推察して、ルクセンブルグ市民ですよね?
ところが、私達のほんの数m手前の入り口に、入ってしまいました。
“ワァ~聞けなくなっちゃたわ”って思ったら、実は男性が入った場所が、その会場でした。
きっと職員の方なんでしょう。
勿論ここも、最初の3日間有効バスのチケットを使い、無料でしたわ。
いざ入ろうとしたら、受付の方のお話では、係員の方が前の方に説明しているんだとか…。
“エッ!?ここは、マンツーマンでご案内してくださるの?”って思ったら、違っていましたわ。
最初に今回の現代アートのテーマが何であるかを、憲法広場に面したガラス張りの部屋の
展示物でご説明を受け、そこからは各部屋へ「ご自由にどうぞ」でした。
そして、ご説明によれば、今回のテーマは「音」なんだそう。
トランジスターラジオが、古い宮殿の中の部屋にポツンと置かれた現代的なラジオの部屋に行ったら、さっきの男性が静かにラジオから流れる音を鑑賞中(..かしら?)でしたわ。
職員の方ではなく、アートを楽しむ為にいらした方だったのね。
壁も天井も真っ白な部屋の中で感じる音、大きな部屋に無造作に置かれた幾つかのヘッド
フォンから流れる音の集合、大きなソファの中でリラックスしながら聞く自然の音….etc
色んなものがありましたが、ちょっと訳が分からなかったのが、オノ・ヨーコさんの作品。
その作品は、廊下にポツンと置かれた電話のみ。
何でも、オノ・ヨーコさんへの直通の電話だそうで、もしその時はご本人が不在でも、ご本人がチェックするので、後で、オノ・ヨーコさんがこの電話に掛けてくるらしい。
そしてその時、運が良ければお話できるという、それのどこがアートなのか、私にはまったく
理解しがたい作品でしたわ。
でも、そんな「アートだと作家が言ったからアート」の作品もありましたが、さっきの男性の方のように、昼食のパンを買うついでに、アートを楽しむっていいですよね。
アートは特別なものではなく、感じる心を大切に、日常生活のように気軽にアートを楽しむ….で、ありたいと思いましたわ。
パリにも美術館は沢山あるのに、仕事に追われていると、そんな心は、つい忘れがち。
たった2時間半離れただけで、こんな風に感じる事ができたのも、№2のお蔭かしら?
いつもなら「そんな事もわかんないのかよ!」と、説明する前に“まずは文句”のジャブを与える№2が、今回は、そんなセリフは一言もなしで、各美術館や博物館の案内や展示物の解説を丁寧にしてくれましたしね。
そしてパンフレットに書かれていない事に対して、さらに聞きたいと思えば、積極的に専門家である美術館員の方に伺うので、皆さん、張り切って色々と教えてくださいましたわ。
子供には親の知らない顔があるとはいいますが、私が思わず噴き出してしまったお茶目な
№2をみれたのは、イオ・ミン・ペイ作の現代美術館での出来事。
市内にあるのは、パリで見る物ばかりで「どうしても買いたい!」ような出会いもなく、このまま終わると思われたルクセンブルグで、後日オットに呆れられた物を買いました。
単なるマッチですわ。文句言いながら結局買うのね、私って…。
そんな買い物も終わり、出ようとしたら入口付近で、可愛らしいお顔のポニーテール嬢から
「この美術館をよりよくする為にアンケートにお答えください」と、声をかけられました。
どうやら、最初に入った時にちょっと作品の説明をしていただいたので、この美術館に大いに関心ありと思われたのでしょう。
どこからの旅行者なのか、滞在日数やら、どうしてこの場所を知ったのか等のアンケートの
定番質問に続き、この美術館についてどう思うかの細々とした質問を受けました。
質問の流れからいって、多分「ご協力に感謝します。よい旅を」で終わるだろうと思ったら、
いきなり個人情報に関係するような質問をされました。
“エッ!そんな事まで答えなきゃいけないの?いつもこういう時は、そういう個人的な質問に
答える必要はない、答えちゃ駄目だって言う№2だから、もしかしたら皮肉で返すかも…”って思ったんですけどね。
何だか空気の綺麗なルクセンブルグのお蔭なのか、ポニーテール嬢がお好みだったのか、
いつもと違っていましたわ。
笑いながら「ウン?もしかして、そんな個人的な質問をするっていう事は、何か貴女との間に今後の発展があるのでしょうか?」なんて答えたので、ポニーテール嬢初め、周りにいらした他のスタッフの方達も、みんなで大笑い。
和やかなムードのお別れとなりました。
後で「彼女、可愛かったわね」って、老母は今後の発展に期待したんですが「そうぉ?すごく普通じゃね?」っていうので、ガッカリしましたわ。
他の人に対してはシャイ(無愛想とも言う)なオットと違って、親にはかなり無愛想なのに、
なぜか初対面の方とも、老若男女問わず、気軽にユーモアを交えた会話ができる№2。
毎晩ホテルで夕食を取っているので、サービスのマダムとも仲良くなり、ずっとルクセンブルグに来てから疑問に思っていたルクセンブルグ人の話すフランス語についても、疑問を残して
戻ることなく、ちゃんと伺うことができました。
パリでは、ブティックの販売員の方や、レストランやカフェのサービスの方にお願いする時は
「S'il vous plait(シルヴプレ)」、販売員の方やサービスの方が、私達がお願いした物を
見せながら言うのは「Voilà(ヴォワラ)」です。
「ホラ、これが~です」の意味なんですけれどね。
ところが、ルクセンブルグでは「Voilà」は言わず、その代わりに必ず言われるのが「お願い
します」の意味でよく使われる「S'il vous plait(シルヴプレ)」でした。
フランスでの使い方に慣れていると「なんで?」でした。
日常的に使うらしくちょっと買い物をしようと入ったブティックのマダムにも聞いてみましたが、ルクセンブルグ人にとっては、逆に「何で言わないの?」となるようでした。
サービス係のマダムに聞いたら、最初は「そうですか?」と受け流されましたが、毎晩通って親しくなったら「実は…」で打ち明けてくれたのは、マダムのご主人はフランス人だそうで、
結婚後、初めて行ったご主人のご実家でも、パリ市内のお店に行っても、誰も「S'il vous
plait」と言わないので「なんてフランス人って、礼儀知らずの粗野な人達なのかしら。こんな
人達とこれから一緒にやっていけるかしら?」って楽しい結婚生活が一瞬グレーになったんだそう。
そんなフランス語の違いは、それだけじゃありませんでしたわ。
スーパーに行って気づいたこんな事。
サービスのビニール袋は、フランスでは「Petit sac(プチサック)」ですが、ここでは「Petit
sac、S'il vous plait」と言ったらまったく通じず「 もしかしてsacoche(サコッシュ)が欲しいんですか?」と言われました。
着いた当初は、ルクセンブルグ人が離すフランス語は、全く同じフランス語と思ったのに..。
これも滞在しなきゃ、分からなかった楽しさですね。
そして、毎晩、№2は、食事が終わった後はホテルのバーに飲みに行き自由な時間を満喫。
老母は、ゆっくり部屋で“パリは燃えているか!?”などのTV映画鑑賞。
それぞれが自由に過ごした翌朝は、№2から親しくなったホテルのバーで働くベルギー人のギャルソンの方や、ロレーヌ地方からヴァカンスを過ごす為に来ているご夫婦から聞いた話を聞くのが楽しみでした。
ベルギーの最低賃金は、フランスよりいいというのは知っていましたが、ギャルソンの方の
お話では、ルクセンブルグは、さらにいいんだとか…。
思わずため息ついてしまいましたわ。
ロレーヌ地方からいらしたご夫婦は、毎日フランスよりはるかにお給料のいいドイツ迄通勤し、お住まいはロレーヌ地方という2国を行き来している生活をされていらっしゃるんだとか..。
「ドイツに引っ越ししたほうがいいんじゃないの?」と、普通は思いますよね。
でも、ドイツではフランスにはない犬を飼うと犬税なる物があって、犬好きなご夫婦にはかなり不満足。
さらにフランスより住民税が高いとか、そんな生活してみなきゃ分からない話が聞けたのも
№2のお蔭かしら?
そんな風に、色々楽しめたルクセンブルグでしたが、実はまだ行っていない所もあったらしい。
街の銅像も「また来いよ!」って言っているから、また行かなきゃネ。
でも、ベルギー人のギャルソンの方から「できたら移住したい街№1」と、絶賛された街に、
すっかり心惹かれた№2.
留守番していたオットも、オットより先にヴァカンスを取った若者から「よかったですよぉ」と
言われ、その気になっております。
…という訳で、やっと取れるオットのヴァカンス。
今回も、フランスから近い、肉好きな№2を満足させ、ビールも美味しい、綺麗なガラスがあり映画のロケ先にもなった歴史ある街への旅行を決めましたの。
最初はネ、今度こそオットとの2人旅のつもりでした。
でも、実は、ルクセンブルグから帰って来た次の日に、心臓が痛いと言いだし、検査入院の為会社をお休みしなきゃいけなくなりました。
ドキッとしましたが、検査結果は「血管も心臓も異常なし」
単なる働きすぎという事でしたが、オットの体調管理をしてもらうので、今回も№2参加の旅になります。
どんな旅になるのやら…。
そんな訳で、しばらくお休みします。
では、行ってまいりまーす。
ただお金を出すだけ、ただついて行くだけの楽~な旅でした。
だから、毎日どこに行くかも分からず、2日目の充実した美術館巡りで、これで終わりかと
思い込んでいたら、最後にもう一つありました。
小雨降る中を寒さに震えながら、3日目の朝に行ったのは、カジノ。
フフフ、朝からスロットマシンやルーレットのあるカジノ!?って思った方、いらっしゃるかしら?
実は、ただ№2について行くだけの私も“カジノ”の文字を見た時は、そう思いましたわ。
“今、絶対、心の中で私をバカにしたでしょ!”の凄~く分かりやすい表情の№2の説明に
よれば、ここは、かつて社交場だった時に、フランツ・リストが最後の公演をしたという場所
だったそうで、今では、現代アートの展示会場なんですって。
(写真がかなりボケボケで失敗した為、画像お借りしました)
でも、大きな看板のある憲法広場に面した大通りには、入口らしきものはなく、一体どこが
入り口?
建物に沿ってそのまま裏通りに回りました。
リストの記念プレートもあり、ここら辺りかしら?誰かに聞くしかないかしら?
丁度、向こうからフランスパンを抱えた男性がこっちの方向に歩いてくるのが見えました。
凄~く日常的なお買い物から推察して、ルクセンブルグ市民ですよね?
ところが、私達のほんの数m手前の入り口に、入ってしまいました。
“ワァ~聞けなくなっちゃたわ”って思ったら、実は男性が入った場所が、その会場でした。
きっと職員の方なんでしょう。
勿論ここも、最初の3日間有効バスのチケットを使い、無料でしたわ。
いざ入ろうとしたら、受付の方のお話では、係員の方が前の方に説明しているんだとか…。
“エッ!?ここは、マンツーマンでご案内してくださるの?”って思ったら、違っていましたわ。
最初に今回の現代アートのテーマが何であるかを、憲法広場に面したガラス張りの部屋の
展示物でご説明を受け、そこからは各部屋へ「ご自由にどうぞ」でした。
そして、ご説明によれば、今回のテーマは「音」なんだそう。
トランジスターラジオが、古い宮殿の中の部屋にポツンと置かれた現代的なラジオの部屋に行ったら、さっきの男性が静かにラジオから流れる音を鑑賞中(..かしら?)でしたわ。
職員の方ではなく、アートを楽しむ為にいらした方だったのね。
壁も天井も真っ白な部屋の中で感じる音、大きな部屋に無造作に置かれた幾つかのヘッド
フォンから流れる音の集合、大きなソファの中でリラックスしながら聞く自然の音….etc
色んなものがありましたが、ちょっと訳が分からなかったのが、オノ・ヨーコさんの作品。
その作品は、廊下にポツンと置かれた電話のみ。
何でも、オノ・ヨーコさんへの直通の電話だそうで、もしその時はご本人が不在でも、ご本人がチェックするので、後で、オノ・ヨーコさんがこの電話に掛けてくるらしい。
そしてその時、運が良ければお話できるという、それのどこがアートなのか、私にはまったく
理解しがたい作品でしたわ。
でも、そんな「アートだと作家が言ったからアート」の作品もありましたが、さっきの男性の方のように、昼食のパンを買うついでに、アートを楽しむっていいですよね。
アートは特別なものではなく、感じる心を大切に、日常生活のように気軽にアートを楽しむ….で、ありたいと思いましたわ。
パリにも美術館は沢山あるのに、仕事に追われていると、そんな心は、つい忘れがち。
たった2時間半離れただけで、こんな風に感じる事ができたのも、№2のお蔭かしら?
いつもなら「そんな事もわかんないのかよ!」と、説明する前に“まずは文句”のジャブを与える№2が、今回は、そんなセリフは一言もなしで、各美術館や博物館の案内や展示物の解説を丁寧にしてくれましたしね。
そしてパンフレットに書かれていない事に対して、さらに聞きたいと思えば、積極的に専門家である美術館員の方に伺うので、皆さん、張り切って色々と教えてくださいましたわ。
子供には親の知らない顔があるとはいいますが、私が思わず噴き出してしまったお茶目な
№2をみれたのは、イオ・ミン・ペイ作の現代美術館での出来事。
市内にあるのは、パリで見る物ばかりで「どうしても買いたい!」ような出会いもなく、このまま終わると思われたルクセンブルグで、後日オットに呆れられた物を買いました。
単なるマッチですわ。文句言いながら結局買うのね、私って…。
そんな買い物も終わり、出ようとしたら入口付近で、可愛らしいお顔のポニーテール嬢から
「この美術館をよりよくする為にアンケートにお答えください」と、声をかけられました。
どうやら、最初に入った時にちょっと作品の説明をしていただいたので、この美術館に大いに関心ありと思われたのでしょう。
どこからの旅行者なのか、滞在日数やら、どうしてこの場所を知ったのか等のアンケートの
定番質問に続き、この美術館についてどう思うかの細々とした質問を受けました。
質問の流れからいって、多分「ご協力に感謝します。よい旅を」で終わるだろうと思ったら、
いきなり個人情報に関係するような質問をされました。
“エッ!そんな事まで答えなきゃいけないの?いつもこういう時は、そういう個人的な質問に
答える必要はない、答えちゃ駄目だって言う№2だから、もしかしたら皮肉で返すかも…”って思ったんですけどね。
何だか空気の綺麗なルクセンブルグのお蔭なのか、ポニーテール嬢がお好みだったのか、
いつもと違っていましたわ。
笑いながら「ウン?もしかして、そんな個人的な質問をするっていう事は、何か貴女との間に今後の発展があるのでしょうか?」なんて答えたので、ポニーテール嬢初め、周りにいらした他のスタッフの方達も、みんなで大笑い。
和やかなムードのお別れとなりました。
後で「彼女、可愛かったわね」って、老母は今後の発展に期待したんですが「そうぉ?すごく普通じゃね?」っていうので、ガッカリしましたわ。
他の人に対してはシャイ(無愛想とも言う)なオットと違って、親にはかなり無愛想なのに、
なぜか初対面の方とも、老若男女問わず、気軽にユーモアを交えた会話ができる№2。
毎晩ホテルで夕食を取っているので、サービスのマダムとも仲良くなり、ずっとルクセンブルグに来てから疑問に思っていたルクセンブルグ人の話すフランス語についても、疑問を残して
戻ることなく、ちゃんと伺うことができました。
パリでは、ブティックの販売員の方や、レストランやカフェのサービスの方にお願いする時は
「S'il vous plait(シルヴプレ)」、販売員の方やサービスの方が、私達がお願いした物を
見せながら言うのは「Voilà(ヴォワラ)」です。
「ホラ、これが~です」の意味なんですけれどね。
ところが、ルクセンブルグでは「Voilà」は言わず、その代わりに必ず言われるのが「お願い
します」の意味でよく使われる「S'il vous plait(シルヴプレ)」でした。
フランスでの使い方に慣れていると「なんで?」でした。
日常的に使うらしくちょっと買い物をしようと入ったブティックのマダムにも聞いてみましたが、ルクセンブルグ人にとっては、逆に「何で言わないの?」となるようでした。
サービス係のマダムに聞いたら、最初は「そうですか?」と受け流されましたが、毎晩通って親しくなったら「実は…」で打ち明けてくれたのは、マダムのご主人はフランス人だそうで、
結婚後、初めて行ったご主人のご実家でも、パリ市内のお店に行っても、誰も「S'il vous
plait」と言わないので「なんてフランス人って、礼儀知らずの粗野な人達なのかしら。こんな
人達とこれから一緒にやっていけるかしら?」って楽しい結婚生活が一瞬グレーになったんだそう。
そんなフランス語の違いは、それだけじゃありませんでしたわ。
スーパーに行って気づいたこんな事。
サービスのビニール袋は、フランスでは「Petit sac(プチサック)」ですが、ここでは「Petit
sac、S'il vous plait」と言ったらまったく通じず「 もしかしてsacoche(サコッシュ)が欲しいんですか?」と言われました。
着いた当初は、ルクセンブルグ人が離すフランス語は、全く同じフランス語と思ったのに..。
これも滞在しなきゃ、分からなかった楽しさですね。
そして、毎晩、№2は、食事が終わった後はホテルのバーに飲みに行き自由な時間を満喫。
老母は、ゆっくり部屋で“パリは燃えているか!?”などのTV映画鑑賞。
それぞれが自由に過ごした翌朝は、№2から親しくなったホテルのバーで働くベルギー人のギャルソンの方や、ロレーヌ地方からヴァカンスを過ごす為に来ているご夫婦から聞いた話を聞くのが楽しみでした。
ベルギーの最低賃金は、フランスよりいいというのは知っていましたが、ギャルソンの方の
お話では、ルクセンブルグは、さらにいいんだとか…。
思わずため息ついてしまいましたわ。
ロレーヌ地方からいらしたご夫婦は、毎日フランスよりはるかにお給料のいいドイツ迄通勤し、お住まいはロレーヌ地方という2国を行き来している生活をされていらっしゃるんだとか..。
「ドイツに引っ越ししたほうがいいんじゃないの?」と、普通は思いますよね。
でも、ドイツではフランスにはない犬を飼うと犬税なる物があって、犬好きなご夫婦にはかなり不満足。
さらにフランスより住民税が高いとか、そんな生活してみなきゃ分からない話が聞けたのも
№2のお蔭かしら?
そんな風に、色々楽しめたルクセンブルグでしたが、実はまだ行っていない所もあったらしい。
街の銅像も「また来いよ!」って言っているから、また行かなきゃネ。
でも、ベルギー人のギャルソンの方から「できたら移住したい街№1」と、絶賛された街に、
すっかり心惹かれた№2.
留守番していたオットも、オットより先にヴァカンスを取った若者から「よかったですよぉ」と
言われ、その気になっております。
…という訳で、やっと取れるオットのヴァカンス。
今回も、フランスから近い、肉好きな№2を満足させ、ビールも美味しい、綺麗なガラスがあり映画のロケ先にもなった歴史ある街への旅行を決めましたの。
最初はネ、今度こそオットとの2人旅のつもりでした。
でも、実は、ルクセンブルグから帰って来た次の日に、心臓が痛いと言いだし、検査入院の為会社をお休みしなきゃいけなくなりました。
ドキッとしましたが、検査結果は「血管も心臓も異常なし」
単なる働きすぎという事でしたが、オットの体調管理をしてもらうので、今回も№2参加の旅になります。
どんな旅になるのやら…。
そんな訳で、しばらくお休みします。
では、行ってまいりまーす。
by kanafr
| 2014-09-19 04:14
| 旅に出る
|
Trackback