2016年 02月 22日
ミラノ散策初日に決めた次回へのお楽しみ
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前日の雨が嘘のように青空が広がった朝。
今回ゆっくりミラノ市内を散策できるのは、2日間。
その2日間をどうする?
当然ながら、出発前に色々考えました。
ミラノと言えばレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」でしょうか?
でも、ガイドブックによれば「予約が必要」しかも「1回入場は25人制限ありで、鑑賞時間は15分」なんですって!
ちょっと待ってよ。鑑賞時間が15分って、一体どういう事!?
キリストと12使徒達の表情をじっくり鑑賞したいのに、1枚の絵だから15分で 足りるだろうと決めたって事?
絵画鑑賞は、近づいて、離れて、そしてまた近づいて、ゆっくり鑑賞すべきもの。
ベルトコンベアに乗せられたかのように絵画の前を通過し「最後の晩餐観ました!」の指差し確認の様な鑑賞なら、しないほうがましだわ。
それに、宿泊ホテルからその「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツイエ教会までの距離も分かっていないのに、事前予約の時間に追われながら目的地に急ぐのもまっぴら!
って事で、出発前に「最後の晩餐」鑑賞は、あっさり却下。
今回は、オットと来る時の為にミラノ案内ができるように、まずは歩いてみる事かしら?
一応、古いフィガロのミラノ、フイレンツエ特集の切り抜きを持って、ホテルに着いたら、部屋の中にこんなミラノ情報の雑誌が!
そこには、昨年オープンしたアルマーニシロスの記事が掲載されておりました。
なんでも、かつての穀物倉庫の跡地に、安藤忠雄氏による4階建ての建物が建てられ、そこには、ミラノファッションの大御所アルマーニの40年間の作品がずらりと展示されているんだとか..。
そして他のページには、ミラノには数多くのグランド・メゾンがありますが、あまりガイドブックでは見た事のない小さな通りにあるショップの紹介もあり、という事は、まずは行かねばでしょ!
でも、まずは、アルマーニシロスと思ったのに、どうやらメモした住所を書き間違えたらしい。
とても親切なムッシュで「行った事はないんだけど、多分、この辺だったと思う..」と、大体の場所を、指で大きく〇をしてくださいましたが、ミラノにお住まいでも ないとかで、そこが、ここから近いのか遠いのかも全く分からないとの事。
「詳しい住所は、ブティックの人に聞いたら分かるかもしれないね」と、おっしゃいましたが、敷居の高そうなブティックを見て、私が躊躇しているのが分かったので しょうか。
そう言いながら、さっき用事をすまされて出てこられたブティックに戻ろうとされたので、そこまでしていただいたら申し訳ないので、あわてて「インフォメーション センターに行って聞きます」とお断りしました。
一応、チケットを買う時に、受付のマダムに、アルマーニシロスの場所を聞いてみました。
なんせアルマーニはミラノの御大なんですもの。
同じ服飾を扱う美術館ならご存知かも...と思ったんですが、フランス人同様、自分の扱うもの以外はご存知ありませんでしたわ。
さて、2階建てのこの美術館。
展示物は、全て2階にあるという事でしたので行きましたけれどねぇ….。
この手のタイプのファッションは、ロンドンで、ルクセンブルグで、プラハで、...と見てきたせいなのか、それとも規模的に小さいせいなのか、ロンドンの時のような 一つ一つに心ときめくドキドキ感もなく、ルクセンブルグの時のような豊かな王族の世界に圧倒されるようなものもなく、プラハのような思わず豊かな時代だった過去にワープするような感情も湧かず、服、小物、調度品にしても、可もなく不可もなく、特筆するべき特徴は、何も見いだせませんでした。
やはり行くべきはアルマーニシロスだわ!って思いましたが、正確な住所が分から なければタクシーにも乗れない。ああ、バカな私…。
掲載記事をざっと読んだ感じでも、40年間の作品ですから、これはじっくり見た 方がよさそう..と思いなおし、あっさり次回のお楽しみに回す事にしました。
フランスに戻って住所をググったら、1950年の穀物倉庫があった場所に建てられたという事で、ミラノの中心ではなく、ちょっと離れた場所でした。
次回の為に住所をメモしなきゃですわね。
Armani Silos Via Bergognone 40, Milan, Italy
火曜日~土曜日
それにしても、旅行した時期が、丁度ヴァレンタインデ―前だったせいでしょうか?
スピガ通りには、ハートが一杯!
イタリアもフランスと同じ様に、お互いがプレゼントしあうのでしょうか?
正直言って、長年一緒にいれば腹の立つこともあるけれど、私の入院前の時といい、今回の旅行前のお小遣いといい、グッと心に響く様なオットの優しさは、私には逆 立ちしたって到底思いつきもしなければ、できもしないですけどね。
歯医者の治療費が気になりますが、せめて、ここは日頃の感謝を込めて小さな物でも何かプレゼントでもしなきゃいけませんわネ。
って言っても、パリで買える物を買っても仕方がない!
かと言って何を買っていいか分からず、あっちの通りこっちの通りと、ウインドウをウロウロ眺めていても思いつかない。
やっぱり、初ミラノの私なら行くべき所は、あらゆる商品が見れるデパートかしら?
足もちょっと疲れてきましたので、まずはイタリアのデパート見学を兼ねて行ったリナシェンテデパートへ。
...で続きます。
展示会場に出掛けるマダム達をお見送りした後、ふと通りを見たら、ヴィタミン
カラ―の建物が「こんな日は、まずは歩かなきゃね!」と言っているような…。
その2日間をどうする?
当然ながら、出発前に色々考えました。
ミラノと言えばレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」でしょうか?
でも、ガイドブックによれば「予約が必要」しかも「1回入場は25人制限ありで、鑑賞時間は15分」なんですって!
ちょっと待ってよ。鑑賞時間が15分って、一体どういう事!?
キリストと12使徒達の表情をじっくり鑑賞したいのに、1枚の絵だから15分で 足りるだろうと決めたって事?
絵画鑑賞は、近づいて、離れて、そしてまた近づいて、ゆっくり鑑賞すべきもの。
ベルトコンベアに乗せられたかのように絵画の前を通過し「最後の晩餐観ました!」の指差し確認の様な鑑賞なら、しないほうがましだわ。
それに、宿泊ホテルからその「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツイエ教会までの距離も分かっていないのに、事前予約の時間に追われながら目的地に急ぐのもまっぴら!
って事で、出発前に「最後の晩餐」鑑賞は、あっさり却下。
今回は、オットと来る時の為にミラノ案内ができるように、まずは歩いてみる事かしら?
一応、古いフィガロのミラノ、フイレンツエ特集の切り抜きを持って、ホテルに着いたら、部屋の中にこんなミラノ情報の雑誌が!
さらに、アルマーニシロスの写真の下には、18世紀のミラノファッションが展示 されている服飾美術館のご案内。
そして他のページには、ミラノには数多くのグランド・メゾンがありますが、あまりガイドブックでは見た事のない小さな通りにあるショップの紹介もあり、という事は、まずは行かねばでしょ!
インテリアショップアルマーニ・カーサの前をウロウロしていたら運よくブティックから出てきた方がいたので、勝手にアルマーニファンならご存じかも...と推測して 伺ってみました。
とても親切なムッシュで「行った事はないんだけど、多分、この辺だったと思う..」と、大体の場所を、指で大きく〇をしてくださいましたが、ミラノにお住まいでも ないとかで、そこが、ここから近いのか遠いのかも全く分からないとの事。
「詳しい住所は、ブティックの人に聞いたら分かるかもしれないね」と、おっしゃいましたが、敷居の高そうなブティックを見て、私が躊躇しているのが分かったので しょうか。
そう言いながら、さっき用事をすまされて出てこられたブティックに戻ろうとされたので、そこまでしていただいたら申し訳ないので、あわてて「インフォメーション センターに行って聞きます」とお断りしました。
この親切なムッシュとお別れした後は、同じ雑誌に掲載されていたアルマーニ
カーサの目の前にあった服飾美術館へ。
なんせアルマーニはミラノの御大なんですもの。
同じ服飾を扱う美術館ならご存知かも...と思ったんですが、フランス人同様、自分の扱うもの以外はご存知ありませんでしたわ。
さて、2階建てのこの美術館。
展示物は、全て2階にあるという事でしたので行きましたけれどねぇ….。
この手のタイプのファッションは、ロンドンで、ルクセンブルグで、プラハで、...と見てきたせいなのか、それとも規模的に小さいせいなのか、ロンドンの時のような 一つ一つに心ときめくドキドキ感もなく、ルクセンブルグの時のような豊かな王族の世界に圧倒されるようなものもなく、プラハのような思わず豊かな時代だった過去にワープするような感情も湧かず、服、小物、調度品にしても、可もなく不可もなく、特筆するべき特徴は、何も見いだせませんでした。
掲載記事をざっと読んだ感じでも、40年間の作品ですから、これはじっくり見た 方がよさそう..と思いなおし、あっさり次回のお楽しみに回す事にしました。
フランスに戻って住所をググったら、1950年の穀物倉庫があった場所に建てられたという事で、ミラノの中心ではなく、ちょっと離れた場所でした。
次回の為に住所をメモしなきゃですわね。
Armani Silos Via Bergognone 40, Milan, Italy
火曜日~土曜日
スピガ通りには、ハートが一杯!
イタリアもフランスと同じ様に、お互いがプレゼントしあうのでしょうか?
正直言って、長年一緒にいれば腹の立つこともあるけれど、私の入院前の時といい、今回の旅行前のお小遣いといい、グッと心に響く様なオットの優しさは、私には逆 立ちしたって到底思いつきもしなければ、できもしないですけどね。
歯医者の治療費が気になりますが、せめて、ここは日頃の感謝を込めて小さな物でも何かプレゼントでもしなきゃいけませんわネ。
って言っても、パリで買える物を買っても仕方がない!
かと言って何を買っていいか分からず、あっちの通りこっちの通りと、ウインドウをウロウロ眺めていても思いつかない。
やっぱり、初ミラノの私なら行くべき所は、あらゆる商品が見れるデパートかしら?
足もちょっと疲れてきましたので、まずはイタリアのデパート見学を兼ねて行ったリナシェンテデパートへ。
...で続きます。
by kanafr
| 2016-02-22 06:21
| 旅に出る
|
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Comments(6)
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shinn-lily at 2016-02-22 08:52
kanafrさんの旅は私の旅と視点が違うので、興味深いです。
風のたよりでイタリア旅行のうわさを・・・ですから楽しみにしていました。
東洋から出かけていくのと、同じユーロ圏から行くのとの違いにも関心があります。
そしてなによりkanafrさんのセンスで見るイタリアが面白そう!
風のたよりでイタリア旅行のうわさを・・・ですから楽しみにしていました。
東洋から出かけていくのと、同じユーロ圏から行くのとの違いにも関心があります。
そしてなによりkanafrさんのセンスで見るイタリアが面白そう!
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kimanba at 2016-02-22 09:13
アルマーニって私好きなのですよ。あのセンスが好きも勿論ですがお値段も良心的だから~笑
楽しみだわぁ。。が、、そうか次回か。..最後の晩餐もそうか次回か。。
さすが仲良しご一家のkanafrさんらしい展開に奇しくも(?)なってしまわれたのですね。
ご家族旅行でのお楽しみで《しっかりその時まで取って置こう》
kanafrさん 下見の散策ごくろうさまでした。ふふふ
ご主人と息子さんとに挟まれてのご鑑賞_楽しみですね。
こうなったからには早速にもイタリアへの再訪を実現させなければなりませんねニコニコ
楽しみだわぁ。。が、、そうか次回か。..最後の晩餐もそうか次回か。。
さすが仲良しご一家のkanafrさんらしい展開に奇しくも(?)なってしまわれたのですね。
ご家族旅行でのお楽しみで《しっかりその時まで取って置こう》
kanafrさん 下見の散策ごくろうさまでした。ふふふ
ご主人と息子さんとに挟まれてのご鑑賞_楽しみですね。
こうなったからには早速にもイタリアへの再訪を実現させなければなりませんねニコニコ
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whitelacenonyo at 2016-02-22 21:31
kanaさんのブログにもあのマダムのブログにも遥か昔に2度旅した懐かしいミラノ街のあちこちが登場して嬉しい限りです。
私たちはパリからTGVでした。
舌をかみそうな『サンタ・マリア・デラ・グラッチェ教会』、
私が行った頃は行列ではありましたが、時間制限はなかったような...ただ、修復中でしたけれど。
旅ブログ楽しみにしています。
ジョルジオ・アルマーニ、やはり御大の威厳はすごいのですね。
私たちはパリからTGVでした。
舌をかみそうな『サンタ・マリア・デラ・グラッチェ教会』、
私が行った頃は行列ではありましたが、時間制限はなかったような...ただ、修復中でしたけれど。
旅ブログ楽しみにしています。
ジョルジオ・アルマーニ、やはり御大の威厳はすごいのですね。
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kanafr at 2016-02-23 03:06
shinn-lilyさん 今晩は
私の場合、役立つ旅ブログと違い、同じ所に行っても違う所に目が行ってしまうので本当に面白くないだろうなあと思いつつ、自分の記録という所で、そこは寛容なお気持ちで許していただければと思います(苦笑)
shinn-lilyさんもイタリアはよくご存知なんですね。
おっしゃる通り、私の場合はついフランスと比較してみてしまいます。それだけフランス在住が長くなってしまったって事なんでしょうね(ため息)
私の場合、役立つ旅ブログと違い、同じ所に行っても違う所に目が行ってしまうので本当に面白くないだろうなあと思いつつ、自分の記録という所で、そこは寛容なお気持ちで許していただければと思います(苦笑)
shinn-lilyさんもイタリアはよくご存知なんですね。
おっしゃる通り、私の場合はついフランスと比較してみてしまいます。それだけフランス在住が長くなってしまったって事なんでしょうね(ため息)
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kanafr at 2016-02-23 03:16
kimanbaさん 今晩は
まぁ、kimanbaさんもアルマーニお好きなんですね。
私も好きなんですが、このアルマーニシロスは現地のホテルで初めて知りました。多分この為だけにミラノに行ってもいいかなあと思っています。
最後の晩餐はねぇ、記事にも書いたように制限時間で絵画鑑賞なんて好きじゃないんですよ。
今回は時間がなくていけなかった美術館もここ以外にあるので、次回にはと思っていますが、最後の晩餐に関しては私としては、制限時間があるなら行かなくてもいいかな..なんですが、多分オットは世界遺産鑑賞という事で行きたがるかもしれませんね。
まぁ、kimanbaさんもアルマーニお好きなんですね。
私も好きなんですが、このアルマーニシロスは現地のホテルで初めて知りました。多分この為だけにミラノに行ってもいいかなあと思っています。
最後の晩餐はねぇ、記事にも書いたように制限時間で絵画鑑賞なんて好きじゃないんですよ。
今回は時間がなくていけなかった美術館もここ以外にあるので、次回にはと思っていますが、最後の晩餐に関しては私としては、制限時間があるなら行かなくてもいいかな..なんですが、多分オットは世界遺産鑑賞という事で行きたがるかもしれませんね。
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kanafr at 2016-02-23 03:22
whitelacenonyoさん 今晩は
やはりwhiteさんはイタリア料理も教えていらっしゃるので、イタリアはよくご存知なんですね。
パリからTGVっていう汽車旅もいいですよね。
時間がかかり過ぎるのが欠点ですけど、のんびり景色を楽しみながらいけますものね。
まぁ以前は制限時間はなかったんですか!今は15分だそうですよ。もう信じられませんでした。
アルマーニは、やはり素晴らしいクリエーターですね。
やはりwhiteさんはイタリア料理も教えていらっしゃるので、イタリアはよくご存知なんですね。
パリからTGVっていう汽車旅もいいですよね。
時間がかかり過ぎるのが欠点ですけど、のんびり景色を楽しみながらいけますものね。
まぁ以前は制限時間はなかったんですか!今は15分だそうですよ。もう信じられませんでした。
アルマーニは、やはり素晴らしいクリエーターですね。