2016年 07月 13日
日帰り旅行で行ったのは...(2)
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もしかして、ランスの方は、あまり歩くのがお好きではないのでしょうか?
ランスに到着してすぐ行った駅のインフォメーションで「歩いて大聖堂に行きたいんですが…」と言うと「歩けない事はないですが、本当に歩きます?」と、3回位、同じ事を言われました。
でも、Kさんが、日本から予約されたというレストランの場所も、地図で教えていただいたら、何だか歩けそう…。
大聖堂見学の後、すぐ近くの美術館で、ちょうど2つの絵画展が開催中でしたので、寄って
みましたが、後15分で閉まると言われました。
結局「昼食後に時間があれば..」と言う事になりましたが、少し方向が怪しくなっていたので、レストランの場所への道を教えていただく事にしました。
でも、Kさんも私も、街の見学をしながら、ゆっくり歩いてレストランに向かうつもりだったので
そう伝えると、ここでも、3人いらした美術館の受付の方達が、揃って「オララ~!それは大変だわ!」と呆れたようにおっしゃる。
「歩けない位、遠いんですか?」と伺うと、これ又、揃って「いいえ、そんなに遠くないですよ」
遠くはないのに、大変とは???
何でもなだらかな登り坂になっているらしく、時間も5分位で着くので、タクシーの方をお勧めだそう。
でも「待つことなく、すぐ来るから心配ない」と言われたタクシーが、お昼時に差し掛かって
いたせいなのか、全く来ない!
そこで、近くで客待ちをしていたベロタクシーに乗る事にしました。
Kさんは、以前お嬢様といらした時パリでベロタクシーに乗り、法外な値段を吹っ掛けられた嫌な思い出があるらしく、乗るのを、最初少し躊躇されていらっしゃいましたが、運賃を伺うと
2人で9€でした。
私は乗った事がないので、この価格が安いかどうかは、全く分かりませんでしたが、どうやらKさんがパリで支払った金額は、短い距離にも拘らず1人25€取られたらしい。
さて、その乗り心地は?
パリ市内と違って、車道が石畳の所も多く、その上を走るので、かなりお尻に響いて痛い..。
さらに、レストラン迄15.6分とベロタクシーのムッシュはおっしゃいましたが、このなだらかな登り坂での運転は、些か肥満気味のムッシュには、かなりきついらしく、肌寒い日だったにも拘らず、出発して5分後には汗だくになり、お顔も真っ赤な状態。
しかも、歩いた方が、早いかも...のゆっくりしたスピードなので「大丈夫ですか?」と声を
かけると「このエンジンが、調子悪くて...。でも、ちゃんと時間には着きますから、大丈夫
です」とおっしゃって、不調らしき接触部分をガンガン叩きながらの運転となりました。
そして、やっと着いたレストラン“Les Crayeresレ・クレイエール”は、シャンパンポメリーの
創始者によって建てられたシャトーホテルのレストランだそうで、ミッテラン元大統領もいらしたレストランなんだとか..。
門をくぐると、目の前にはこんな素敵なエントランス…。
案内されたお部屋は、こちら..。
窓から眺めるテラスも素敵でした。
いただたロゼシャンパンには、微かにお花の香りがして口当たりが、実にエレガント。
お食事は、アントレ、メイン、デザートとして各2種類づつあるお料理の中から1品づつ選ぶ
お昼のメニューをいただく事にしました。
まずは、アミューズとして出されたのが、オニオン風味のヨーグルトムース。
まろやかな味の中に、オニオンが引き締めているという感じでした。
私が選んだアントレは、四角いガラス皿に同じように四角く並べられた白身魚のカルパッチョ。
中心の黄色の部分は何の素材なのか聞くのを忘れましたが、カリッとした食感があり、周りに美しく散らされた水玉模様は、林檎をベースにしたソースだという事でした。
Kさんが選ばれたのは、青豆のサラダ...これも、爽やかなお味だったそうです。
そしてメインは、2人共、肉料理。
アーティーチョークが添えられていましたが、その盛り付けから、庭をイメージされているのでしょうか?
こんな薄いポテトの花びらが...。
そして、アヴァンデセールには、やはり森をイメージしたのでしょうか?
銀杏のフォルムのお皿には、キノコや果物の形のチョコレートや、花びらの乗ったゼリー...。
最後のデセールは、風の中に舞うかのようなチョコレート...。
お料理も美味しかったですが、あまりの美味しさに、思わず「パリで買う事はできますか?」とつい銘柄を聞いてしまったもの、それは、このバターでした。
農家から直接仕入れているんだとかで、残念ながらどこにも売っていないらしい。
エントランスホールには、シャンパンも購入できるらしく、シャンパンがズラリ..。
でも、ご自宅にワインセラーが3台あるほどワイン、シャンパンの事に詳しいKさんのお話に
よると、これらの銘柄は全て日本で買った方がお安いとの事でした。
食事の後は、庭に出てみましたが、さすがシャトーホテルですね。
どこまでも緑が広がって、こんなお庭でゆったりっていうのいいですよね。
エントランスも素敵でしたが、庭から見たレストランも、とっても素敵でした。
レストランでかなりゆっくり食事をいただいた為、美術館に行く時間はなくなりましたが、
帰りは、ゆるい下り坂の道を降り、周りに点在するあっちや
こっちにあるシャンパンセラーを横目で見ながら駅に向かいました。
夕方のTVGでパリに戻りましたが、やはりゆったりした地方から戻ったせいでしょうか?
Kさんも私も、何だか軽い時差ボケのような、不思議な感覚の残る1日となりました。
ランスに到着してすぐ行った駅のインフォメーションで「歩いて大聖堂に行きたいんですが…」と言うと「歩けない事はないですが、本当に歩きます?」と、3回位、同じ事を言われました。
でも、Kさんが、日本から予約されたというレストランの場所も、地図で教えていただいたら、何だか歩けそう…。
大聖堂見学の後、すぐ近くの美術館で、ちょうど2つの絵画展が開催中でしたので、寄って
みましたが、後15分で閉まると言われました。
結局「昼食後に時間があれば..」と言う事になりましたが、少し方向が怪しくなっていたので、レストランの場所への道を教えていただく事にしました。
でも、Kさんも私も、街の見学をしながら、ゆっくり歩いてレストランに向かうつもりだったので
そう伝えると、ここでも、3人いらした美術館の受付の方達が、揃って「オララ~!それは大変だわ!」と呆れたようにおっしゃる。
「歩けない位、遠いんですか?」と伺うと、これ又、揃って「いいえ、そんなに遠くないですよ」
遠くはないのに、大変とは???
何でもなだらかな登り坂になっているらしく、時間も5分位で着くので、タクシーの方をお勧めだそう。
でも「待つことなく、すぐ来るから心配ない」と言われたタクシーが、お昼時に差し掛かって
いたせいなのか、全く来ない!
そこで、近くで客待ちをしていたベロタクシーに乗る事にしました。
Kさんは、以前お嬢様といらした時パリでベロタクシーに乗り、法外な値段を吹っ掛けられた嫌な思い出があるらしく、乗るのを、最初少し躊躇されていらっしゃいましたが、運賃を伺うと
2人で9€でした。
私は乗った事がないので、この価格が安いかどうかは、全く分かりませんでしたが、どうやらKさんがパリで支払った金額は、短い距離にも拘らず1人25€取られたらしい。
さて、その乗り心地は?
パリ市内と違って、車道が石畳の所も多く、その上を走るので、かなりお尻に響いて痛い..。
さらに、レストラン迄15.6分とベロタクシーのムッシュはおっしゃいましたが、このなだらかな登り坂での運転は、些か肥満気味のムッシュには、かなりきついらしく、肌寒い日だったにも拘らず、出発して5分後には汗だくになり、お顔も真っ赤な状態。
しかも、歩いた方が、早いかも...のゆっくりしたスピードなので「大丈夫ですか?」と声を
かけると「このエンジンが、調子悪くて...。でも、ちゃんと時間には着きますから、大丈夫
です」とおっしゃって、不調らしき接触部分をガンガン叩きながらの運転となりました。
そして、やっと着いたレストラン“Les Crayeresレ・クレイエール”は、シャンパンポメリーの
創始者によって建てられたシャトーホテルのレストランだそうで、ミッテラン元大統領もいらしたレストランなんだとか..。
案内されたお部屋は、こちら..。
お昼のメニューをいただく事にしました。
まずは、アミューズとして出されたのが、オニオン風味のヨーグルトムース。
私が選んだアントレは、四角いガラス皿に同じように四角く並べられた白身魚のカルパッチョ。
Kさんが選ばれたのは、青豆のサラダ...これも、爽やかなお味だったそうです。
こんな薄いポテトの花びらが...。
銀杏のフォルムのお皿には、キノコや果物の形のチョコレートや、花びらの乗ったゼリー...。
エントランスホールには、シャンパンも購入できるらしく、シャンパンがズラリ..。
よると、これらの銘柄は全て日本で買った方がお安いとの事でした。
食事の後は、庭に出てみましたが、さすがシャトーホテルですね。
エントランスも素敵でしたが、庭から見たレストランも、とっても素敵でした。
夕方のTVGでパリに戻りましたが、やはりゆったりした地方から戻ったせいでしょうか?
Kさんも私も、何だか軽い時差ボケのような、不思議な感覚の残る1日となりました。
by kanafr
| 2016-07-13 12:29
| 旅に出る
|
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Comments(4)
Commented
by
すっとこ
at 2016-07-13 21:21
x
うっひゃああああああああああああ!
これぞフランスのウィット!という感じの
洒落心溢れる盛り付けですね❣️
お庭を模した 橋のような食材は何でしょうか。
ポテトも 「ポテトチップスばかり食ってんじゃ
ねえぞ!そこのアメリカ野郎!」って叱られそ
うな、お手本にしたいような花の形。
和食の盛り付けも日本人としては常々エッヘン
ですが このフレンチのユーモア風味の芸術的盛り
付けにも大きな拍手を送りたいです👏👏👏。
さぞかしお味も・・・でしょう。涎じゅるじゅる。
素敵なレストランですね!
渾身レポートで こちらまでご一緒させて頂いた
気になりました。
これぞフランスのウィット!という感じの
洒落心溢れる盛り付けですね❣️
お庭を模した 橋のような食材は何でしょうか。
ポテトも 「ポテトチップスばかり食ってんじゃ
ねえぞ!そこのアメリカ野郎!」って叱られそ
うな、お手本にしたいような花の形。
和食の盛り付けも日本人としては常々エッヘン
ですが このフレンチのユーモア風味の芸術的盛り
付けにも大きな拍手を送りたいです👏👏👏。
さぞかしお味も・・・でしょう。涎じゅるじゅる。
素敵なレストランですね!
渾身レポートで こちらまでご一緒させて頂いた
気になりました。
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by
whitelacenonyo at 2016-07-13 22:03
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by
kanafr at 2016-07-14 01:55
すっとこさん 今日は
この花びらって、すぐ割れそうな薄さなんですよ。一体どうやって作っているのか不思議でした。
Kさんは、花びらの横にある舟形の物はジャガイモに興味を示されたので、伺ったら一度ソテーしてからブイヨンの中に入れるそうです。
橋げたのような食材は、牛肉のスライスです。でも、これはKさんも私も、ちょっと...と言う感じでした。薄く切ったせいで、肉の美味しさがあまり感じられませんでした。
でも、雰囲気もサービスの方も最高でした。
ちなみでどうでもいい情報ですが、トイレがこれ又貴族の館っていう感じで素敵でした。なんせ蛇口も、リモージュ焼でしたしね。
私達が座った後、騒がしい6名様が入って来たのでビックリしましたが、同じ経営のビストロの方に行くのを間違えていらした爆買い隣国の方達でした。
大聖堂でも結構グループで大勢いらして、神様もビックリされていらっしゃったかも...。
この花びらって、すぐ割れそうな薄さなんですよ。一体どうやって作っているのか不思議でした。
Kさんは、花びらの横にある舟形の物はジャガイモに興味を示されたので、伺ったら一度ソテーしてからブイヨンの中に入れるそうです。
橋げたのような食材は、牛肉のスライスです。でも、これはKさんも私も、ちょっと...と言う感じでした。薄く切ったせいで、肉の美味しさがあまり感じられませんでした。
でも、雰囲気もサービスの方も最高でした。
ちなみでどうでもいい情報ですが、トイレがこれ又貴族の館っていう感じで素敵でした。なんせ蛇口も、リモージュ焼でしたしね。
私達が座った後、騒がしい6名様が入って来たのでビックリしましたが、同じ経営のビストロの方に行くのを間違えていらした爆買い隣国の方達でした。
大聖堂でも結構グループで大勢いらして、神様もビックリされていらっしゃったかも...。
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kanafr at 2016-07-14 02:10
whitelacenonyoさん 今日は
こちらに来られると、あらゆる星付きのレストランに行かれるKさんが、今回選ばれたレストランの一つでした。
美食家のミッテラン元大統領も通われたという事ですから、当たり前なんでしょうが、お料理も雰囲気も、これぞフレンチと言う感じでした。
こんなチャンスを与えていただき、Kさんには深く感謝しています。
こちらに来られると、あらゆる星付きのレストランに行かれるKさんが、今回選ばれたレストランの一つでした。
美食家のミッテラン元大統領も通われたという事ですから、当たり前なんでしょうが、お料理も雰囲気も、これぞフレンチと言う感じでした。
こんなチャンスを与えていただき、Kさんには深く感謝しています。