2016年 09月 15日
フランス人マダムから教えていただいた香りのつけ方...
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引き出しにいつの間にかたまってしまった色とりどりのリボン...。
もしかして、プレゼントされた時のリボンを大事に取ってある...って思われました?
勿論、プレゼントされた嬉しい思い出と共に、今でも大事に取ってある、そういうリボンもあり
ますけどね。
フランスでは、母の日やクリスマスにプレゼントされる物の一つに、パルファンやトワレなどがありますが、そんな風に一番売れる時期の販売テクニックとして、また新しい香りのお披露目として、ムエットと呼ばれる紙に、その香りを吹き付けて紹介をしていることがあります。
そして、何年か前から、ムエット以外に使われるようになったのが、こんな風に短めにカット
されたリボン。
メーカー名が書いてあるのもあれば、何もないのもありますが、どちらかというと、すぐゴミ箱に捨てられるムエットと違って、香りを吹き付けてもらったリボンを、その場で手首に巻き付けて帰る方も多いみたい。
我が家の引き出しにたまったリボンも、そうやって持ち帰った物です。
パルファンの国フランスに住むようになって、オットや友人達から「貴女が好きそうな香りだと思ったから」「貴女のイメージに合った香りだと思う」「凄くいい香りだから」など、色んな言葉と
共に、香り付きのキャンドルやパルファンなどをいただくことが、多くなりました。
プレゼントによって知った新しい香りとの出会いもあり、私にとって、香りはますます身近な
ものになっています。
“香り”は、ただ香るというだけで終わらず、その人への憧れに繋がる物になったり、その人のイメージを彩る物になると理解できたのは、大人になってからでしたが、私が、香りに関心を持ち始めたのは、実は、とっても幼い頃で、きっかけは母でした。
小学校に入学する迄、1ヶ月に数度しか会えなかったという事もあったのかもしれませんが、抱きしめてもらうと、フンワリと柔らかな何とも言えないいい匂いのする母は、母親というより、私にとって憧れの人でした。
そんな風に身近な人の香りで関心を持ちましたが、実際に、使うようになったのは、20歳を
迎えてから...。
「あなたの香り探しの第一歩になりますように」の言葉と共に、母からプレゼントされたオーデコロンが、その始まりでした。
はじめの頃は、自分がどんな香りが好きなのか、どんな香りが自分にあうのかさえも、まだ
分からず、先輩の方の香りが素敵だったら、その名前を伺ったり、新しい香りが雑誌で紹介
されれば、海外旅行の時に買ったりと、迷いながらの香り探しは続きましたが、香りは、私の生活の中で、常にあるものになりました。
そんな風に常にそばにあった香りでしたが、仕事をしていた10数年前のある日、出向先で
出会ったあるメーカーのフランス人のマダムから、教えていただいた香りのつけ方や、好きな香りじゃないトワレの活用方法...。
昔、母から教えてもらったのは“耳の後ろ、手首、膝の後ろにつける”でしたが、それとは、
まったく違っていたものでした。
一つ目は、「香りのシャワーをくぐる」方法。
トワレのスプレーを自分にではなく、空中の上方に向けてスプレーし、その空中に散布された香りのシャワーの下をくぐるという方法でした。
この方法だと、全身にフワッと香りがつき、つけすぎないらしい。
さらに、2つ目は、「上着やコートの裏、スカートやパンツの裾裏にスプレーする」という方法。
マダム曰く「脱いだり、歩いたり、座ったりした時、フワッと香りがしてエレガントよ」
そして、裏地にスプレーするので、万が一シミになっても目立たないという事でした。
そして、3つ目は、試供品の使い方。
彼女が「出かける際には、必ずバッグに入れて行く」とおっしゃるので“もしかしたら、外出前につけていたトワレの香りが消えた時に使うのかしら?“と思ったら、使用場所は、なんとトイレ。
つまり、自分が入った後の匂い消しの為に、サッとスプレーするんだとか。
「だから、香りのサンプル品って、すごく大事よぉ。好きな香りをいただいたら嬉しいけれど、
そうじゃない時もあるでしょ?でも、捨てられず溜まっていく香りの試供品ってないかしら?
だから、そういう香りは、こんな時に使うようにしているわ」でした。
もしかしたら、どなたもご存じのつけ方だったのかもしれませんが、私にとっては、初めて聞く目からウロコのつけ方でした。
さて、70年ぶりにルイ・ヴィトンが香水を発表したように、新製品の香りも続々発表されるこのシーズン。
好きな香りや、いつもつけている香りも決まっていますが、“もしかしたら”の新しい出会いも
あるかもしれないと、ちょっと期待している季節です。
勿論、プレゼントされた嬉しい思い出と共に、今でも大事に取ってある、そういうリボンもあり
ますけどね。
フランスでは、母の日やクリスマスにプレゼントされる物の一つに、パルファンやトワレなどがありますが、そんな風に一番売れる時期の販売テクニックとして、また新しい香りのお披露目として、ムエットと呼ばれる紙に、その香りを吹き付けて紹介をしていることがあります。
そして、何年か前から、ムエット以外に使われるようになったのが、こんな風に短めにカット
されたリボン。
メーカー名が書いてあるのもあれば、何もないのもありますが、どちらかというと、すぐゴミ箱に捨てられるムエットと違って、香りを吹き付けてもらったリボンを、その場で手首に巻き付けて帰る方も多いみたい。
我が家の引き出しにたまったリボンも、そうやって持ち帰った物です。
パルファンの国フランスに住むようになって、オットや友人達から「貴女が好きそうな香りだと思ったから」「貴女のイメージに合った香りだと思う」「凄くいい香りだから」など、色んな言葉と
共に、香り付きのキャンドルやパルファンなどをいただくことが、多くなりました。
ものになっています。
“香り”は、ただ香るというだけで終わらず、その人への憧れに繋がる物になったり、その人のイメージを彩る物になると理解できたのは、大人になってからでしたが、私が、香りに関心を持ち始めたのは、実は、とっても幼い頃で、きっかけは母でした。
小学校に入学する迄、1ヶ月に数度しか会えなかったという事もあったのかもしれませんが、抱きしめてもらうと、フンワリと柔らかな何とも言えないいい匂いのする母は、母親というより、私にとって憧れの人でした。
そんな風に身近な人の香りで関心を持ちましたが、実際に、使うようになったのは、20歳を
迎えてから...。
「あなたの香り探しの第一歩になりますように」の言葉と共に、母からプレゼントされたオーデコロンが、その始まりでした。
はじめの頃は、自分がどんな香りが好きなのか、どんな香りが自分にあうのかさえも、まだ
分からず、先輩の方の香りが素敵だったら、その名前を伺ったり、新しい香りが雑誌で紹介
されれば、海外旅行の時に買ったりと、迷いながらの香り探しは続きましたが、香りは、私の生活の中で、常にあるものになりました。
そんな風に常にそばにあった香りでしたが、仕事をしていた10数年前のある日、出向先で
出会ったあるメーカーのフランス人のマダムから、教えていただいた香りのつけ方や、好きな香りじゃないトワレの活用方法...。
昔、母から教えてもらったのは“耳の後ろ、手首、膝の後ろにつける”でしたが、それとは、
まったく違っていたものでした。
一つ目は、「香りのシャワーをくぐる」方法。
トワレのスプレーを自分にではなく、空中の上方に向けてスプレーし、その空中に散布された香りのシャワーの下をくぐるという方法でした。
この方法だと、全身にフワッと香りがつき、つけすぎないらしい。
さらに、2つ目は、「上着やコートの裏、スカートやパンツの裾裏にスプレーする」という方法。
マダム曰く「脱いだり、歩いたり、座ったりした時、フワッと香りがしてエレガントよ」
そして、裏地にスプレーするので、万が一シミになっても目立たないという事でした。
そして、3つ目は、試供品の使い方。
彼女が「出かける際には、必ずバッグに入れて行く」とおっしゃるので“もしかしたら、外出前につけていたトワレの香りが消えた時に使うのかしら?“と思ったら、使用場所は、なんとトイレ。
つまり、自分が入った後の匂い消しの為に、サッとスプレーするんだとか。
「だから、香りのサンプル品って、すごく大事よぉ。好きな香りをいただいたら嬉しいけれど、
そうじゃない時もあるでしょ?でも、捨てられず溜まっていく香りの試供品ってないかしら?
だから、そういう香りは、こんな時に使うようにしているわ」でした。
もしかしたら、どなたもご存じのつけ方だったのかもしれませんが、私にとっては、初めて聞く目からウロコのつけ方でした。
好きな香りや、いつもつけている香りも決まっていますが、“もしかしたら”の新しい出会いも
あるかもしれないと、ちょっと期待している季節です。
by kanafr
| 2016-09-15 10:27
| 香り
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whitelacenonyo at 2016-09-20 22:00
香りはその人独特のもの、、、とは聞いていますが
日本人は香りを身につける、、習慣が薄いですね〜
私も玄関に香水やオーデコロンを置いていて出かける時に
さっとつけるのですが、、、(忘れることもある、、)
出先でブルガリやシャネルなどがエスカレーターのそばでペーパーにさっと吹き付けたものを配っている時はイアただいてバッグにれて楽しみます。
リボンに、、、素敵ですね。
日本人は香りを身につける、、習慣が薄いですね〜
私も玄関に香水やオーデコロンを置いていて出かける時に
さっとつけるのですが、、、(忘れることもある、、)
出先でブルガリやシャネルなどがエスカレーターのそばでペーパーにさっと吹き付けたものを配っている時はイアただいてバッグにれて楽しみます。
リボンに、、、素敵ですね。
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kanafr at 2016-09-20 23:37
whitelacenonyoさん 今日は
日本人は、おしゃる通り、あまり香りをつける方は少ないのかもしれませんね。
私の場合、母が好きだった事もあって、身の回りにオーデコロンや香りの物があるのが当たり前だった事も、影響しているのかもしれません。
whitebさんは、多分香りがお好きじゃないかしら?と思っていたので、コメント拝読して嬉しくなりました。
私も紙のムエットでいただいた時は、バッグに入れたり、文庫本の本の栞代わりにして楽しんでいます。
日本人は、おしゃる通り、あまり香りをつける方は少ないのかもしれませんね。
私の場合、母が好きだった事もあって、身の回りにオーデコロンや香りの物があるのが当たり前だった事も、影響しているのかもしれません。
whitebさんは、多分香りがお好きじゃないかしら?と思っていたので、コメント拝読して嬉しくなりました。
私も紙のムエットでいただいた時は、バッグに入れたり、文庫本の本の栞代わりにして楽しんでいます。