2016年 11月 02日
雨にも負けず、風邪にも負けず...の家族旅行 (10) 雨の夜の食事は、美味しいワインと共に...
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№2が小さい頃は、ハロウインで盛り上がるフランスではなかったのに、今や、か・な・り。
街を歩けば、ハロウイン仮装をしたお子様達が、あっちにもこっちにも...でしたわ。
そんな嵐のようなハロウインが終わり、ついに、11月に突入。
月初めの1日は、諸聖人の祝日(Toussaint)で、数日前からお花屋さんには、お墓参りを
なさる方達の為に、菊の鉢植えがズラリ。
西欧と日本では、宗教も違うのに、お墓参りには、“菊”。
なぜなのか!?と極めたいところですが、心静かに、テロや自然災害で亡くなられた方達やご先祖様の御霊に手を合わせながら、今日も続くフィレンツェ旅記事です。
前置きが些か長くなりましたが、友人から渡されたリストから選ぶ事にした夜の食事。
でも、これが、迷う要素タップリでした。
肉好き男子が2人の為には、フィレンツェならではのTボーンステーキかしら?
それとも、友人いわく「魚料理が美味しくて、ビックリ!」の予約要のお店かしら?
予約要の店と書かれていたら、人気店=美味しいの図式が、頭に浮かび、ちょっと心惹かれさらに迷う。
でも、そんな迷いを一掃させたのが、自然現象の大雨。
フィレンツェに着いてから、日中でも、降ったりやんだりでしたが、この夜ばかりは、イタリア
各地でも大荒れ模様だったらしく、TVニュースになっていました。
「昼間、歩きすぎて疲れたから、あまり遠くない処がいいなあ。そして、そんなにガッツリした食事じゃなくていいよ」のオットの希望で、Tボーンステーキは却下、さらに予約要のお店も、アルノ川向こうの為、却下。
そして、選んだのが、雨の中、赤いテントから漏れる光がきれいだったこちら。
入り口は、普通のパンやケーキが並ぶお店でしたが、そのショーケースを通ると、カラフルな自転車のボードが飾られたバーカウンター。
そして、その前の細長い場所が、お食事ができる場所です。
店内には、Norah Jonesの“Come away with me”が、静かに流れ、なかなか大人の
雰囲気です。
キャンティ地区で有名な老舗ワインの直営店らしいと教えてくれた友人の話を裏付けるようにテーブルの前の壁には、老舗のワイナリーの歴史の書籍はじめ、ワインがズラリと...。
そして、反対側の壁には、ライトの光に浮かぶワイナリーの名前入りの昔の絵。
残念ながら、昔と違って今はお酒の飲めないオット...に遠慮はせず、お店の方のお勧めのままに選んだ2009年と2013年の赤。
勿論、口の中に広がる素晴らしい深みのある味と香りに思わず「美味しいわ!」と声にだしてしまった2009年のワインは、私です。
そして、それより少し軽めのフルーティーな2013年の赤は、まだワイン初心者の№2用ネ。
そんな美味しいワインをいただきながら、まずいただいたのが「トマトとピーマン」「フェンネル」「生ハムとリコッタチーズ」の3種類のフォカッチャ。
皮のパリッとした焼き具合と上や中に挟まれた具材が、本当に美味しい!!!
友人がお勧めと言った意味が、よ~くわかりました。
アンチョビの乗ったサラダも、野菜の新鮮さが美味しく、サラダ用に持ってきてくださった白のバルサミコが、これまた美味しい。買って帰りたかったわぁ。
そして、薄い皮の上にトッピングされた野菜、そして、トスカーナの物だとお勧めくださった
ハムの塩加減も丁度よく、ワインが進みます。
飲めないオットが可哀想でしたが、次々出してくださるお料理が美味しく大満足だったようでホッとしました。
さて、この日は、これで3人とも結構お腹一杯になりましたが、やはりデザートは、別腹です。
色んな種類のケーキを少しづつ、カスタードクリームとアーモンドのカリッとした食感が絶妙なケーキ、さらに色んな種類のビスケットをいただきました。
どのデザートも美味しく「明日用に買えないかなあ」と言い出した№2。
お店の方に伺ったら「もうすぐ閉店なので、お急ぎください」と言われ、慌ててショーケースに選びに行きましたら、ケーキは、もうありませんでしたが、クッキーをゲット!
エッ!?9時に閉店なの?...とビックリしましたが、朝8時開店で、パン屋さんも兼業されているので、当たり前かもしれません。
ところで、デザートメニューの中から、これ以上アルコールは...という事で、唯一お勧めを
断ったのが「甘いワインとビスコッティ」のデザート。
それを召し上がっていらっしゃったのが、お隣の席にいらした常連らしきご夫婦でした。
どんなデザートか気になりチラッと見たら、多分、この地方の名物菓子なのでしょう。
(画像お借りしました)
2月にフィレンツェへご一緒したマダムHが、プラートに日帰りでご出張された時に、お土産で下さったアーモンドビスコッティと同じものを、甘いワインにつけて、召し上がっていらっしゃいました。
なるほどねぇ...。そうやって、いただくものなのね。
小さいお店だからこそ、こうした事も、見て学ぶことができましたわ。
あまり英語(残念ながらフランス語も...)が通じませんでしたが、それでも楽しく、大満足な食事ができたのは、お店の方達の素晴らしい笑顔、そして、お店に来た人達には、美味しい食事を楽しんでもらいたいと思っていらっしゃる心意気が感じられ、それが、言葉の壁を乗り
越えて素敵な夕食になったという気がします。
ガッツリした食事ではなくてもいい、美味しいワインをという方には、お勧めです。
CANTINETTA DEL VERRAZZANO
VIA DEL TAVOLINI 18/20 R FIRENZE
Tel 055/268590
いつもより早い時間に終わった夕食、そして雨の日だからこそ、夜の街を散策せずに、いつもより早く戻った部屋で、久しぶりにゆっくり話をしたオットと私。
旅の思い出作りは色々ありますが、こんな風に静かに過ごした日もまた、フィレンツェ旅の
思い出の1ページを飾るのかもしれない...と思った夜でした。
11月に入ってしまいましたが、フィレンツェ旅記事、あと少し続きます。
街を歩けば、ハロウイン仮装をしたお子様達が、あっちにもこっちにも...でしたわ。
そんな嵐のようなハロウインが終わり、ついに、11月に突入。
月初めの1日は、諸聖人の祝日(Toussaint)で、数日前からお花屋さんには、お墓参りを
なさる方達の為に、菊の鉢植えがズラリ。
なぜなのか!?と極めたいところですが、心静かに、テロや自然災害で亡くなられた方達やご先祖様の御霊に手を合わせながら、今日も続くフィレンツェ旅記事です。
前置きが些か長くなりましたが、友人から渡されたリストから選ぶ事にした夜の食事。
でも、これが、迷う要素タップリでした。
肉好き男子が2人の為には、フィレンツェならではのTボーンステーキかしら?
それとも、友人いわく「魚料理が美味しくて、ビックリ!」の予約要のお店かしら?
予約要の店と書かれていたら、人気店=美味しいの図式が、頭に浮かび、ちょっと心惹かれさらに迷う。
でも、そんな迷いを一掃させたのが、自然現象の大雨。
フィレンツェに着いてから、日中でも、降ったりやんだりでしたが、この夜ばかりは、イタリア
各地でも大荒れ模様だったらしく、TVニュースになっていました。
「昼間、歩きすぎて疲れたから、あまり遠くない処がいいなあ。そして、そんなにガッツリした食事じゃなくていいよ」のオットの希望で、Tボーンステーキは却下、さらに予約要のお店も、アルノ川向こうの為、却下。
そして、選んだのが、雨の中、赤いテントから漏れる光がきれいだったこちら。
店内には、Norah Jonesの“Come away with me”が、静かに流れ、なかなか大人の
雰囲気です。
キャンティ地区で有名な老舗ワインの直営店らしいと教えてくれた友人の話を裏付けるようにテーブルの前の壁には、老舗のワイナリーの歴史の書籍はじめ、ワインがズラリと...。
勿論、口の中に広がる素晴らしい深みのある味と香りに思わず「美味しいわ!」と声にだしてしまった2009年のワインは、私です。
そして、それより少し軽めのフルーティーな2013年の赤は、まだワイン初心者の№2用ネ。
友人がお勧めと言った意味が、よ~くわかりました。
アンチョビの乗ったサラダも、野菜の新鮮さが美味しく、サラダ用に持ってきてくださった白のバルサミコが、これまた美味しい。買って帰りたかったわぁ。
ハムの塩加減も丁度よく、ワインが進みます。
さて、この日は、これで3人とも結構お腹一杯になりましたが、やはりデザートは、別腹です。
色んな種類のケーキを少しづつ、カスタードクリームとアーモンドのカリッとした食感が絶妙なケーキ、さらに色んな種類のビスケットをいただきました。
お店の方に伺ったら「もうすぐ閉店なので、お急ぎください」と言われ、慌ててショーケースに選びに行きましたら、ケーキは、もうありませんでしたが、クッキーをゲット!
エッ!?9時に閉店なの?...とビックリしましたが、朝8時開店で、パン屋さんも兼業されているので、当たり前かもしれません。
ところで、デザートメニューの中から、これ以上アルコールは...という事で、唯一お勧めを
断ったのが「甘いワインとビスコッティ」のデザート。
それを召し上がっていらっしゃったのが、お隣の席にいらした常連らしきご夫婦でした。
どんなデザートか気になりチラッと見たら、多分、この地方の名物菓子なのでしょう。
2月にフィレンツェへご一緒したマダムHが、プラートに日帰りでご出張された時に、お土産で下さったアーモンドビスコッティと同じものを、甘いワインにつけて、召し上がっていらっしゃいました。
なるほどねぇ...。そうやって、いただくものなのね。
小さいお店だからこそ、こうした事も、見て学ぶことができましたわ。
あまり英語(残念ながらフランス語も...)が通じませんでしたが、それでも楽しく、大満足な食事ができたのは、お店の方達の素晴らしい笑顔、そして、お店に来た人達には、美味しい食事を楽しんでもらいたいと思っていらっしゃる心意気が感じられ、それが、言葉の壁を乗り
越えて素敵な夕食になったという気がします。
ガッツリした食事ではなくてもいい、美味しいワインをという方には、お勧めです。
CANTINETTA DEL VERRAZZANO
VIA DEL TAVOLINI 18/20 R FIRENZE
Tel 055/268590
いつもより早い時間に終わった夕食、そして雨の日だからこそ、夜の街を散策せずに、いつもより早く戻った部屋で、久しぶりにゆっくり話をしたオットと私。
旅の思い出作りは色々ありますが、こんな風に静かに過ごした日もまた、フィレンツェ旅の
思い出の1ページを飾るのかもしれない...と思った夜でした。
11月に入ってしまいましたが、フィレンツェ旅記事、あと少し続きます。
by kanafr
| 2016-11-02 12:01
| 旅に出る
|
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Comments(4)
Commented
by
whitelacenonyo at 2016-11-02 21:53
やはり旅の醍醐味は美味しい食事に遭遇すること、、
と、固く信じている私は、どれ、どれと目を皿にして見入りましたら、どれもよだれが出るほど美味しそう!!!
名でもないサラダがアンチョビ、フィレが丸ごと、、て
ドレッシングにちょこっと入っているんじゃなくて
これは最高でしょ!って
アンチョビ、大好きな私は思いました。
大成功のフィレンツェ、続きを楽しみにしています。
と、固く信じている私は、どれ、どれと目を皿にして見入りましたら、どれもよだれが出るほど美味しそう!!!
名でもないサラダがアンチョビ、フィレが丸ごと、、て
ドレッシングにちょこっと入っているんじゃなくて
これは最高でしょ!って
アンチョビ、大好きな私は思いました。
大成功のフィレンツェ、続きを楽しみにしています。
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by
kanafr at 2016-11-03 02:34
whitelacenonyoさん 今日は
本当に本当にワイン共々、美味しかったですよぉ~^^
お店の方達がとても感じよく、白のバルサミコの事を聞きたいと思いながら、それで時間を取ったら、閉店が遅れてしまうなあと思い、そのままにしてしまいましたが、あとで見つける事が出来ず、あの時買えばよかったなあと後悔しました。
次回行く時は、18時くらいに行った方がいいかもしれません。
って次回も行く気満々です(苦笑)
本当に本当にワイン共々、美味しかったですよぉ~^^
お店の方達がとても感じよく、白のバルサミコの事を聞きたいと思いながら、それで時間を取ったら、閉店が遅れてしまうなあと思い、そのままにしてしまいましたが、あとで見つける事が出来ず、あの時買えばよかったなあと後悔しました。
次回行く時は、18時くらいに行った方がいいかもしれません。
って次回も行く気満々です(苦笑)
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by
すっとこ
at 2016-11-06 23:13
x
あるあるある!
旅先で そんなに遠くまでガッツリしたものを
食べに行くのはおっくうで でも美味しいものは
ちょこちょこ頂きたい時!
素晴らしいお店がご友人からのリストに
ありましたのう。
そして羨ましいのはKanaさんもNo2くんも
「イケる口」ってこと。それぞれが一本を
軽くやっつけられちゃうんですね!
からきし下戸の自分はアルコール愉しむの
は来世の夢に。ついでに息子持つのも来世
に託そうっと。
ビスコッティはNYではよく売ってて おせんべ
代わりにボリボリ頂くことはあっても紅茶や
珈琲浸して、というのは知りませなんだ。
今度甘いミルクティーに浸してみよ、っと。
勉強になりました✨💃🏻✨
旅先で そんなに遠くまでガッツリしたものを
食べに行くのはおっくうで でも美味しいものは
ちょこちょこ頂きたい時!
素晴らしいお店がご友人からのリストに
ありましたのう。
そして羨ましいのはKanaさんもNo2くんも
「イケる口」ってこと。それぞれが一本を
軽くやっつけられちゃうんですね!
からきし下戸の自分はアルコール愉しむの
は来世の夢に。ついでに息子持つのも来世
に託そうっと。
ビスコッティはNYではよく売ってて おせんべ
代わりにボリボリ頂くことはあっても紅茶や
珈琲浸して、というのは知りませなんだ。
今度甘いミルクティーに浸してみよ、っと。
勉強になりました✨💃🏻✨
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by
kanafr at 2016-11-07 12:54
すっとこさん 今晩は
ここのはおつまみという感じで食事というものではなかったんですが、どれも美味しくいただけました。
とにかく、今回、友人が先にフィレンツエに旅行してくれたので、大助かりでした。
こちらのワイン、本当に美味しかったんですよ。オットも手術前だったら、飲める人だったのに残念でした。
私もこの固いビスコッティを珈琲や甘いワインにつけていただくなんて初めて知りました。
こういうのも旅の楽しさですよね。
ここのはおつまみという感じで食事というものではなかったんですが、どれも美味しくいただけました。
とにかく、今回、友人が先にフィレンツエに旅行してくれたので、大助かりでした。
こちらのワイン、本当に美味しかったんですよ。オットも手術前だったら、飲める人だったのに残念でした。
私もこの固いビスコッティを珈琲や甘いワインにつけていただくなんて初めて知りました。
こういうのも旅の楽しさですよね。