2018年 01月 15日
気まぐれに曲がった通りで見つけたブティックは...
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パリに住み始めたのは、80年代の頃...
住むなんて、全く思ってもいなかった数年前の出張で訪れたブティックやカフェが、同じ場所に変わらずにあった事に感激したものです。
そして、その頃のパリは、その通りにしかないブティックだったり、そこでしか買えない物があるブティック...そんな場所が、沢山ありました。
それが、今はどうでしょう!
「XXだったのに、違うブティックになっている!」と思う事が、ここ数年間かなり増え、その後には、フランチャイズ化し同じブランドのブティックが取って代わり、もはや潤沢資金のある強者しか、残れない街になるような気がします。
強者しか生き残れない街というのは、経済力のある街なのかもしれませんが、どこを見ても同じ顔、どれを食べても同じ味の街というのは、なんて魅力のない街、楽しさのない街なんでしょう。
さらに、今や、日本にいながらにして、ほぼ世界中の物が手に入る時代です。
昔のパリを知る人達が「パリも、面白くなくなったわね」とおっしゃるのも、仕方がないのかも...。
そんなフランチャイズ化したブティックが多くなってきた今だからこそ、オーナーの個性が感じられるブティックは、とても貴重です。
先日、ボン・マルシェの帰りに見つけたブティックも、そんなブティックでした。
人通りの少ない通りにあるというのに、小さなブティックに、次々とフランス人達が入っていく...気になるわあ。
確か、ここって飲食店だったような気がするんだけど、違ったかしら?
ウインドウ越しに覗くと、整然と美しい商品が棚に飾られているのではなく、まるで誰かの家の中のような雰囲気でした。
ふと目に入った小さなガラスの瓶に魅かれ、つい中へ...
2.3人、入っただけで一杯に感じられる小さなブティックなのに、次々と色んな人達が入って来て、小さな買い物をしたり、お取り置きをしたりして帰って行きます。
でも、不思議な事にソルド期間だというのに、ソルドらしい様子もありません。
小さなブティックの中には、何気なく並べられたベルベットのクッションや、手作りらしい雰囲気のガラス類や素敵な額に入った絵画、フレグランスなど...
お店の方にお断りして写真を撮らせていただいた後、伺ったら、なんとここは、あのブティックMerciを立ち上げたMarie-France Cohen(マリーフランス・コーエン)のアイディアで作られたポップアップストアでした。
(画像お借りしました)
昨年の9月から期間限定で、ビストロだったTourretteで、画家GaëlDavrincheとのコラボレーションによる陶器やベルベットのクッションなどを作り、また、他の若いクリエーターによるガラス瓶などの作品を販売しているとの事でした。
でも、6ヶ月の期間限定という事は、2月までじゃありませんか!
ちなみに手作りな感じが、温かみのある雰囲気があってとっても素敵なガラス瓶は、17~25€でした。
DEMODE
TOURRETTE 70 rue de Grenelle 75006
10時半-19時 日曜定休
期間限定での開店というのは、残念ですが、きっとここが成功すれば、クリエーターの方達の発表の場も広がる筈ですよね。
ドアを開けた途端、何か面白い物、素敵な物があるに違いない!というワクワク感を感じさせてくれるこういうブティック、これからも増えていきますように!
いつもの通りを気まぐれに曲がったからこそ見つけたブティック...。
これからも、街歩きには、そういう気まぐれを大事にしなきゃ!だわ。
住むなんて、全く思ってもいなかった数年前の出張で訪れたブティックやカフェが、同じ場所に変わらずにあった事に感激したものです。
そして、その頃のパリは、その通りにしかないブティックだったり、そこでしか買えない物があるブティック...そんな場所が、沢山ありました。
それが、今はどうでしょう!
「XXだったのに、違うブティックになっている!」と思う事が、ここ数年間かなり増え、その後には、フランチャイズ化し同じブランドのブティックが取って代わり、もはや潤沢資金のある強者しか、残れない街になるような気がします。
強者しか生き残れない街というのは、経済力のある街なのかもしれませんが、どこを見ても同じ顔、どれを食べても同じ味の街というのは、なんて魅力のない街、楽しさのない街なんでしょう。
さらに、今や、日本にいながらにして、ほぼ世界中の物が手に入る時代です。
昔のパリを知る人達が「パリも、面白くなくなったわね」とおっしゃるのも、仕方がないのかも...。
そんなフランチャイズ化したブティックが多くなってきた今だからこそ、オーナーの個性が感じられるブティックは、とても貴重です。
先日、ボン・マルシェの帰りに見つけたブティックも、そんなブティックでした。
人通りの少ない通りにあるというのに、小さなブティックに、次々とフランス人達が入っていく...気になるわあ。
ウインドウ越しに覗くと、整然と美しい商品が棚に飾られているのではなく、まるで誰かの家の中のような雰囲気でした。
ふと目に入った小さなガラスの瓶に魅かれ、つい中へ...
でも、不思議な事にソルド期間だというのに、ソルドらしい様子もありません。
小さなブティックの中には、何気なく並べられたベルベットのクッションや、手作りらしい雰囲気のガラス類や素敵な額に入った絵画、フレグランスなど...
昨年の9月から期間限定で、ビストロだったTourretteで、画家GaëlDavrincheとのコラボレーションによる陶器やベルベットのクッションなどを作り、また、他の若いクリエーターによるガラス瓶などの作品を販売しているとの事でした。
でも、6ヶ月の期間限定という事は、2月までじゃありませんか!
ちなみに手作りな感じが、温かみのある雰囲気があってとっても素敵なガラス瓶は、17~25€でした。
DEMODE
TOURRETTE 70 rue de Grenelle 75006
10時半-19時 日曜定休
期間限定での開店というのは、残念ですが、きっとここが成功すれば、クリエーターの方達の発表の場も広がる筈ですよね。
ドアを開けた途端、何か面白い物、素敵な物があるに違いない!というワクワク感を感じさせてくれるこういうブティック、これからも増えていきますように!
いつもの通りを気まぐれに曲がったからこそ見つけたブティック...。
これからも、街歩きには、そういう気まぐれを大事にしなきゃ!だわ。
by kanafr
| 2018-01-15 14:26
| 楽しく可愛いく美しく嬉しい物
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Trackback
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Comments(2)
Commented
by
すっとこ
at 2018-01-16 07:33
x
きゃああああああああああああああああああ!
さすがのKanafrさんの嗅覚!
そして 引き寄せの法則!
素敵な唯一無二の店やものを
探し当てるアンテナがもうもう
極上特別製なのですね!
こんなお店に入ってみたい。
「昔のパリは面白かったのに」と
仰る方にも
「今のパリにも ある所には有る!」
と言える貴重情報を嗅ぎ分けるその
お鼻が 素晴らしいですのう❣️
さすがのKanafrさんの嗅覚!
そして 引き寄せの法則!
素敵な唯一無二の店やものを
探し当てるアンテナがもうもう
極上特別製なのですね!
こんなお店に入ってみたい。
「昔のパリは面白かったのに」と
仰る方にも
「今のパリにも ある所には有る!」
と言える貴重情報を嗅ぎ分けるその
お鼻が 素晴らしいですのう❣️
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Commented
by
kanafr at 2018-01-16 23:18
すっとこさん 今日は
きっとグローバルというのは、世界中の情報を共有できる便利な時代になったという事でしょうが、その国らしさというものが消えていくという事でもあるんじゃないでしょうか?
昔のパリは、そういう意味で勢いもあって、結構面白かったんですが、今は、新しいデザインと言われるものも、例えパリ限定と言われるものでも、価格とデザインが一致しないものが多く、かつてワクワクしたパリらしいエスプリやセンスはどこ?って思います。
とは言っても、全部同じ色に染まらないのが、フランス人の良さだと思っているので、こういうブティックや商品を見つけると、つい入って、手に取って品物をみたり、お話を聞きたくなります。
これからも見つけて発信していけたら、いいなって思っています^^
きっとグローバルというのは、世界中の情報を共有できる便利な時代になったという事でしょうが、その国らしさというものが消えていくという事でもあるんじゃないでしょうか?
昔のパリは、そういう意味で勢いもあって、結構面白かったんですが、今は、新しいデザインと言われるものも、例えパリ限定と言われるものでも、価格とデザインが一致しないものが多く、かつてワクワクしたパリらしいエスプリやセンスはどこ?って思います。
とは言っても、全部同じ色に染まらないのが、フランス人の良さだと思っているので、こういうブティックや商品を見つけると、つい入って、手に取って品物をみたり、お話を聞きたくなります。
これからも見つけて発信していけたら、いいなって思っています^^