2021年 09月 03日
初春の頃の更新以降、サボりにサボって、ついに初秋になってしまいましたが、その後、皆様、お変わりありませんでしょうか?
コロナによるパンデミックの世界になって早くも2年目を迎えた今年の夏。
今年は猛暑になると言う予報は、完全に外れ、暑かった日は数えるほどしかなかった冷夏のパリでした。
長かったコロナ禍の1年間で、鼻だしマスクは時々見るものの、フランス人のマスク姿も日常化し、又スーパーやブティックの入り口にあるのは勿論の事、レストランやカフェのテーブルに、消毒ジェルが置かれている光景も、普通に見かけるようになりました。
ワクチン接種会場は、かつて№2が通った学校の体育館。懐かしい…
その後№2のワクチン接種も無事に終わり、それぞれの携帯に2回のワクチン接種済みのQRコードを入力。
今や変異株まで次々と出現している状況の中、「我らに自由を!」を叫ぶ人達。
インスタでは、街パトロールで見つけた色々なパリをアップしています。
こちらのインスタでも、街パトロールで見つけた色々な物をアップしていますので、よろしかったら、こちらもご覧くださいませ。
コロナによるパンデミックの世界になって早くも2年目を迎えた今年の夏。
今年は猛暑になると言う予報は、完全に外れ、暑かった日は数えるほどしかなかった冷夏のパリでした。
もしかしたら、ここ数年の現象のように、秋なのに夏みたいに暑い!という事になる
かもしれませんが…。
そんな中、コロナと共に生きる生活は続き、このような無料で受けられるPCR検査のテントも、パリの日常風景になりました。
あの頃、あんなに高かったマスクも、下がれば下がるもので、フランス人や在仏日本人にはお馴染みの安売り薬局に行くと、今では50枚入り1箱10€、2つ買えば15€と
いう価格で、不織布抗菌マスクが販売されています。
そして、長い間閉まっていた美術館も開館し、レストランやカフェも、まずはテラス席からでしたが、今ではソーシャルディスタンスを守りながらですが、店内席も利用できるようになり、パリは、コロナ前と同じとはいかなくても、かなり活気を取り
戻しています。
そして、ワクチン接種が開始されるようになった頃から「ワクチン陰謀論説」が飛び交い、友人の中にも、それに影響され「ワクチンなど打たなくても、十分気をつけているから、自分は感染しない!」という人もいます。
そんな友人から説得されようと、私は、接種する気満々。
でも、オットは、心臓と血糖値高めの持病ありで感染リスク高めと言われているのにネットで副反応云々の記事を読んだせいで「まだ今は、打ちたくない!」と拒否。
その「まだ今は」という期日延長の意味が分からない、じゃあ、いつなら、いいの?
でも、それを聞いても「分からない…」
そんなオットの答えに呆れかえった№2は「副反応のリスクと感染するリスクを比較しても、感染リスクが圧倒的に高いのに、拒否する意味なし!」と、ネットで接種日のアポを取ってくれましたが、友人達の話では予約がなかなか取れなかったと聞いていたのに、何と5時間後に接種が決まり、ビックリ!
この日は、数日続いていた肌寒い日から急に30℃近い気温に上がり、その為、気圧が変わり、朝から薬も効かないほどの激しい頭痛に悩まされていましたが、もしキャンセルしたら、3週間後しか接種できないと聞かされたら、頭痛がどうのこうのなんて言ってられません。
ワクチン接種会場は、かつて№2が通った学校の体育館。懐かしい…
あの頃にはなかったボルダリングの用具が並んだ臨時の待合室でしばらく待った後、名前や既往症などを記入する用紙を渡され「Bonne vaccination!」の言葉と笑顔に
送られて、いざ白いテントが並ぶ接種会場へ。
ところで、このBon(女性名詞のBonne)をつけた言葉は、例えばバースディの時には
Bon anniversaire、食事をする前にはBon appétit、ヴァカンスに行く人へBonnes
vacances…etcといった具合に相手の方が「いい時間を過ごせますように!」などの願いを込めた言葉として使われていますが、まさかこのコロナのワクチン接種会場で「Bonne vaccination!」と言われるとは思ってもいませんでした。
直訳したら「よい予防接種を」なんでしょうが、何だか日本語らしくないですよね。
状況から考えて訳するなら、多分「うまくいきますように!」が一番近いかも。
そんな声かけを一人一人にしているのは、ワクチン接種に恐怖を抱く人が多いので
しょうか?
そんな人達の気持ちを少しでも明るくする為なのか、会場には、こんな観光地にあるようなフォトパネルが設置されていましたが、撮る人いるのかしら?
そしてオットと私の1回目の接種が終わりましたが、あんなに心配していたオットの副反応は、腕の痛みだけで済み、問題なし。
ところが、ひどい頭痛の状態で接種した私は、腕の痛みに加え、更にひどくなった
頭痛に2日間苦しめられ、それが治ったら、今度は2回目接種日の前々日迄、はるか
昔に経験したつわりの様な吐き気が続きました。
そんな状態だったので、1回目より2回目接種は、副反応がひどいという人が多いと
聞いていたので、1回目でこんなにひどいなら、どんな風になっちゃうの!?と、内心
ドキドキしながら受けた2回目接種でしたが、腕の痛みだけで終わりました。
オットは、2回目の方がひどくなる事もなく、軽い腕の痛みだけでした。
これで、このままワクチンの抗体ができると言われた2週間目を迎えられると思っていたら、丁度2週間目に突然38℃の熱が出ましたが、不思議な事に、翌日は平熱に
なり、いったいあの発熱は、なんだったのか、今でも謎です。
その後№2のワクチン接種も無事に終わり、それぞれの携帯に2回のワクチン接種済みのQRコードを入力。
春頃に他の国でQRコード提示を義務化したニュースを見てから、ワクチン接種がなかなか進まず、感染者が減らない状況から考えて、いずれフランスもそうなるだろうと思っていましたので、これで一安心です。
そして予想通り、8月から医療関係者のワクチン接種を義務化を決め、又スーパーやファーマシー以外のデパートなどの商業施設や美術館などの文化施設、レストランやカフェなどを利用する際は、QRコードが入力された衛生パスの提示する事が決まり
ました。
感染拡大を防ぐ=コロナを収束=経済の安定化につながる為には、これくらいしないとダメなんじゃないかと思うんですが、そうしたの政府案が、一部の人達にとっては、義務=強制=自由を剥奪する行為=ナチスのやり方となるらしく、毎週土曜日になるとワクチン接種、マスク、衛生パスの反対デモを繰り返しています。
今や変異株まで次々と出現している状況の中、「我らに自由を!」を叫ぶ人達。
そんな風にワクチンもマスクも衛生パスも拒否する人達は、どんなコロナ収束案を
考えているんでしょうか?
このデモに参加したという友人の同僚の人が言うには「それは、政府が考える事で
あって、自分達の仕事ではない!」だそうで、とにかく強制されたくない、自分達の意思で選ぶ自由が大事なんだそう...
ご本人達が考える自由を守る為に、ワクチン接種はしない、マスクもしない、強制
される事に闘うのは自由ですが「他の人に感染させる自由はない!」のでは?と思う某日でした…。
インスタでは、街パトロールで見つけた色々なパリをアップしています。
またもう一つのブログスタジオかるぺでぃえむも更新しました。
こちらのインスタでも、街パトロールで見つけた色々な物をアップしていますので、よろしかったら、こちらもご覧くださいませ。
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by kanafr
| 2021-09-03 13:34
| 健康に関する出来事
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