2017年 02月 28日
前年より、さらに、さらに...
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フランスのイメージは?と聞かれたら、どういうイメージが浮かびますか?
マリー・アントワネット、エッフェル塔、ルーブル美術館、オペラ座などの観光名所でしょうか?
それとも、ディオール、サンローラン、ヴィトン、エルメスなどのブランドでしょうか?
観光地としてのフランス、ファッションの国としてのフランス。
どちらも、フランスにとって、国としての大きな財源となっており、その経済効果はかなりの物だと思います。
現在、そんなパリの街の掲示板には、2月28日~3月7日迄開催されるという2017年秋冬物ファッションウイークのポスター。
今年は、前年より12ブランドが不参加なんだそうです。
1月下旬にあったファッション小物などの展示会では、前年よりは、集客数が増えたらしいですが、少しも景気が良くなっているようには思えません。
残念な事に、さらに、さらに、前年より悪くなっているような気がします。
ここのところ、パリに出かける事が多く、パリ郊外の我が街での買い物は、駅からの帰り道に
ある八百屋さんとスーパーだけで、ゆっくり見て回る事をしていませんでしたが、先日、やっと時間が取れて、久しぶりに住んでいる街を歩いて、ビックリ!
まず、フランス各地に支店があり、我が家もカナリアやイビサに行った時に利用した旅行会社Nouvelles Frontieresが、いつの間にか閉店していました。
(画像お借りしました)
格安のツアーなどがあり、この街に住むフランス人達にも人気があった旅行会社だったんですが、やはりテロ以降、旅行する人が少なくなったのかもしれません。
そして、駅近くのブティックが25.6店舗入った小さなモールも、その半分は、すでに閉店していました。
さらに、1996年創業して、一時は大人気だったバス用品のショップBath Bazzarも、全商品投げ売りの張り紙をし、もうすぐ閉店です。
でも、ここは、パリにもいくつかショップがあるので、買いたい時は、そこにいけばいいんですが
一番ショックだったのが、オット、№2、私と、我が家の3人が、この街で一番のお気に入りの
セレクトショップのウインドウに、大きく70%投げ売りと描かれた文字を見た時でした。
「ブログで、紹介してもいいですか?」なんて言って写真を撮らせてもらったのに、すっかり忘れそのままになっていました。
オーナーの方に伺ったら、現在の在庫を投げ売りをし、3月一杯で閉店になるんだそう。
こんな状況になってしまうのも、仕事をする人は、殆どがパリなので、食料品や日常品以外、地元で買う人が少ないから、仕方がないのかもしれない...
その時は、そう思ったんですが、人の多いパリでも一緒でした。
同じように、シャッターを閉めて、次の借り手を待つショップがあっちこっちに...。
集客人数が多いと言えば、デパートですが、ラファイエットでは、前年迄は、売れ残った商品はソルドが終わったら、売り場で目立たぬように「les petits prix-小額品、つまり、超お買い得商品って事ですね」のボードを立てて販売するか、3月末のプロモーションセールに持ち越しでしたが、今年は、しっかり目立つように、各階のエスカレーター横の壁に掛けられていました。
そしてラファイエットやプランタンからは、メールで毎日のように届くセールのお知らせ。
でも、今回一番驚いたのは、ボン・マルシェでしょうか...。
春夏の新商品のご紹介と、2月25日から開催されるジャーナリストでありクリエーターでもあるLoïc PRIGENT氏とボン・マルシェとのコラボ展のご案内の数枚からなるニュースペーパーと共に、日曜営業のお知らせのカードが届きました。
3月からとは聞いていましたが、ついに12日から開始されるようです。(赤字のところ)
そんなお知らせを受け取ったのが、先週の水曜日。
そして月曜日に届いたのが、3月8日~3月26日迄開催される春のプロモーションセールのカタログと、こちらのお知らせ。
カタログの中には、ブランド品の男性、女性、子供用の服や靴アクセサリー小物、カッシーナの椅子やライトなどもあるインテリア雑貨、ワインやお菓子などの食料品までが、ズラリ。
今までも、こういうカタログが届いた事はありましたが、ここまで種類多くのセール商品が並べられた事はありません。
そして、一番、驚いたのが添付されていたカードの裏に書いてあった「手数料なしで3~4回の分割ができる」という文字。
こんなご案内を受け取ったのも、私がカードホルダーになってから初めての出来事でした。
本当に、どこをみても、大変な時代になっている...
今までにない厳しさを、ひしひしと感じてしまいました。
それでも、頑張った先には、きっといい事が...と思って、頑張らなきゃ!だわ。
マリー・アントワネット、エッフェル塔、ルーブル美術館、オペラ座などの観光名所でしょうか?
それとも、ディオール、サンローラン、ヴィトン、エルメスなどのブランドでしょうか?
観光地としてのフランス、ファッションの国としてのフランス。
どちらも、フランスにとって、国としての大きな財源となっており、その経済効果はかなりの物だと思います。
現在、そんなパリの街の掲示板には、2月28日~3月7日迄開催されるという2017年秋冬物ファッションウイークのポスター。
1月下旬にあったファッション小物などの展示会では、前年よりは、集客数が増えたらしいですが、少しも景気が良くなっているようには思えません。
残念な事に、さらに、さらに、前年より悪くなっているような気がします。
ここのところ、パリに出かける事が多く、パリ郊外の我が街での買い物は、駅からの帰り道に
ある八百屋さんとスーパーだけで、ゆっくり見て回る事をしていませんでしたが、先日、やっと時間が取れて、久しぶりに住んでいる街を歩いて、ビックリ!
まず、フランス各地に支店があり、我が家もカナリアやイビサに行った時に利用した旅行会社Nouvelles Frontieresが、いつの間にか閉店していました。
格安のツアーなどがあり、この街に住むフランス人達にも人気があった旅行会社だったんですが、やはりテロ以降、旅行する人が少なくなったのかもしれません。
そして、駅近くのブティックが25.6店舗入った小さなモールも、その半分は、すでに閉店していました。
さらに、1996年創業して、一時は大人気だったバス用品のショップBath Bazzarも、全商品投げ売りの張り紙をし、もうすぐ閉店です。
一番ショックだったのが、オット、№2、私と、我が家の3人が、この街で一番のお気に入りの
セレクトショップのウインドウに、大きく70%投げ売りと描かれた文字を見た時でした。
オーナーの方に伺ったら、現在の在庫を投げ売りをし、3月一杯で閉店になるんだそう。
こんな状況になってしまうのも、仕事をする人は、殆どがパリなので、食料品や日常品以外、地元で買う人が少ないから、仕方がないのかもしれない...
その時は、そう思ったんですが、人の多いパリでも一緒でした。
集客人数が多いと言えば、デパートですが、ラファイエットでは、前年迄は、売れ残った商品はソルドが終わったら、売り場で目立たぬように「les petits prix-小額品、つまり、超お買い得商品って事ですね」のボードを立てて販売するか、3月末のプロモーションセールに持ち越しでしたが、今年は、しっかり目立つように、各階のエスカレーター横の壁に掛けられていました。
でも、今回一番驚いたのは、ボン・マルシェでしょうか...。
春夏の新商品のご紹介と、2月25日から開催されるジャーナリストでありクリエーターでもあるLoïc PRIGENT氏とボン・マルシェとのコラボ展のご案内の数枚からなるニュースペーパーと共に、日曜営業のお知らせのカードが届きました。
そんなお知らせを受け取ったのが、先週の水曜日。
そして月曜日に届いたのが、3月8日~3月26日迄開催される春のプロモーションセールのカタログと、こちらのお知らせ。
今までも、こういうカタログが届いた事はありましたが、ここまで種類多くのセール商品が並べられた事はありません。
そして、一番、驚いたのが添付されていたカードの裏に書いてあった「手数料なしで3~4回の分割ができる」という文字。
こんなご案内を受け取ったのも、私がカードホルダーになってから初めての出来事でした。
本当に、どこをみても、大変な時代になっている...
今までにない厳しさを、ひしひしと感じてしまいました。
それでも、頑張った先には、きっといい事が...と思って、頑張らなきゃ!だわ。
by kanafr
| 2017-02-28 13:26
| フランスの出来事
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Comments(6)
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at 2017-02-28 20:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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whitelacenonyo at 2017-02-28 22:35
パリ、、、いえ、フランスはそんなに不景気なのでしょうか?
やはりあのテロが未だに人を臆病にしている、、
次々店が閉じてしまうって、目にすると不安になりますよね。
ましてやお気に入りの店が閉店してしまう、、
悲しいことですね。
やはりあのテロが未だに人を臆病にしている、、
次々店が閉じてしまうって、目にすると不安になりますよね。
ましてやお気に入りの店が閉店してしまう、、
悲しいことですね。
0
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kanafr at 2017-03-01 06:09
02-28 20;47の鍵コメさん 今晩は
無くなってしまう理由は、不景気だけでなく持ち主が定年になって田舎に引っ越しするので、売るとか色々事情は、あると思いますが、あったものがなくなるのは、やっぱり寂しいですよね。
無くなってしまう理由は、不景気だけでなく持ち主が定年になって田舎に引っ越しするので、売るとか色々事情は、あると思いますが、あったものがなくなるのは、やっぱり寂しいですよね。
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kanafr at 2017-03-01 06:39
whitelacenonyoさん 今晩は
世界中から来るバイヤーが集まるの展示会の場合は、会社によってはテロが原因で、社員を行かせないというところもありました。今回の12ブランドの不参加は、ただニュースで、その数字を聞いただけなので、理由は分かりません。
観光客は、昨年の2月より戻ってきたみたいで、今は日本人の修学旅行の学生達を結構見かけます。
ただ、そういうこととは別に、以前もソルドの状況や、靴のグループの縮小で大量の解雇者が出た事を1月25日付けのブログでアップしましたが、かなり不景気だなあと実感しています。
変わらないのがフランスでしたから、やはり閉店の張り紙を見ると寂しいですね。
世界中から来るバイヤーが集まるの展示会の場合は、会社によってはテロが原因で、社員を行かせないというところもありました。今回の12ブランドの不参加は、ただニュースで、その数字を聞いただけなので、理由は分かりません。
観光客は、昨年の2月より戻ってきたみたいで、今は日本人の修学旅行の学生達を結構見かけます。
ただ、そういうこととは別に、以前もソルドの状況や、靴のグループの縮小で大量の解雇者が出た事を1月25日付けのブログでアップしましたが、かなり不景気だなあと実感しています。
変わらないのがフランスでしたから、やはり閉店の張り紙を見ると寂しいですね。
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すっとこ
at 2017-03-01 07:37
x
なーーーーーーーーーーーーーんだか!
寂しいですね。
なりふり構わず「売っちゃえ!在庫も大量
に残ってるし!」なのでしょうか。
パリのイメージは
美食・ブランド・恋愛 でしょうか。
なぞらえては申し訳ないけど
日本の田舎の駅前がシャッター通りとなって
しまっていて 娘の住む山口県の新幹線停まる
駅前も 閉店が多くて寂れてしまっています。
玉突き現象のように タッタッタとシャッター
が閉まって行きました。
時計のバンドを替えに 開いていた店に入ったら
「来月で閉めるのでお安くします」と言われて
暫く話し込んでしまいました😭
寂しいですね。
なりふり構わず「売っちゃえ!在庫も大量
に残ってるし!」なのでしょうか。
パリのイメージは
美食・ブランド・恋愛 でしょうか。
なぞらえては申し訳ないけど
日本の田舎の駅前がシャッター通りとなって
しまっていて 娘の住む山口県の新幹線停まる
駅前も 閉店が多くて寂れてしまっています。
玉突き現象のように タッタッタとシャッター
が閉まって行きました。
時計のバンドを替えに 開いていた店に入ったら
「来月で閉めるのでお安くします」と言われて
暫く話し込んでしまいました😭
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kanafr at 2017-03-02 00:18
すっとこさん 今日は
何だか寂しいですよねぇ...。
今は、昨年と違って、日本人の修学旅行たらしき学生をかなり見ますし、イダルゴパリ市長が、日本に行って減少した観光客へパリは安全のアピールをしたらしいですけどね。
ただ、こういう風に、デパートも死に物狂いであれこれやっているのを見ると、やはり観光客の減少は痛手だったんだろうと思います。今もかなり暇だと言っていますもの。
さらに閉店するブティックは、観光客があまり通らない道にあったり、観光客の買わない家具などのブティック、郊外の町のブティックなので、観光客減少云々は関係ないんですが、やはりテロの影響で失業者が増えたりとかなんでしょう。閉店するお店を見るたびに、ここで働いていた人達、次の仕事は見つかったのかしら?と、自分も失業しているくせに、つい思ってしまいます。
新しいお店のオープンは、やっぱり活気があって嬉しいですが、そういうお店を見るたび、買ってあげられないですけど心の中では「頑張って!」のエールを送ってしまいます。
あちらからしたら、大きなお世話でしょうけどね(苦笑)
何だか寂しいですよねぇ...。
今は、昨年と違って、日本人の修学旅行たらしき学生をかなり見ますし、イダルゴパリ市長が、日本に行って減少した観光客へパリは安全のアピールをしたらしいですけどね。
ただ、こういう風に、デパートも死に物狂いであれこれやっているのを見ると、やはり観光客の減少は痛手だったんだろうと思います。今もかなり暇だと言っていますもの。
さらに閉店するブティックは、観光客があまり通らない道にあったり、観光客の買わない家具などのブティック、郊外の町のブティックなので、観光客減少云々は関係ないんですが、やはりテロの影響で失業者が増えたりとかなんでしょう。閉店するお店を見るたびに、ここで働いていた人達、次の仕事は見つかったのかしら?と、自分も失業しているくせに、つい思ってしまいます。
新しいお店のオープンは、やっぱり活気があって嬉しいですが、そういうお店を見るたび、買ってあげられないですけど心の中では「頑張って!」のエールを送ってしまいます。
あちらからしたら、大きなお世話でしょうけどね(苦笑)