2017年 11月 16日
今年、見られなくなったものがありました
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会社勤めをしていた時は、朝だけですが、オットの車でパリへ...の生活でした。
そして、会社勤めを辞めてからでも、時々オットの車でパリへ...をしています。
通るルートは、大体、同じなので、見る風景も、毎回見慣れた風景です。
でも、先日、凱旋門からコンコルド広場に向かうシャンゼリゼ通りを通った時、何か違和感を感じました。
何だか違う...。
そして、やっと気づきました。
今迄、毎年この時期に見ていたものが、ない!
凱旋門からコンコルド広場迄のびるシャンゼリゼ通りには、視界を遮るものはあり
ません。
ですから、例年、車を走らせていると、こんな風景が見えたものでした。
夜になると、ライトアップされ、
雨の日でも、その姿は綺麗でした。
ところが、11月初めのある雨の日、シャンゼリゼ通りを通ったら、フランス国旗は
見えても、観覧車の姿はありませんでした。
まだなのかなあ?と思いましたが、その後1週間経った晴れの日に走っても目の前に広がる風景は、同じでした。
目の前には、コンコルド広場に立つオベリスクしか、見えません。
さらにシャンゼリゼ通りの左右を見ると、毎年この時期に見ていたもの、あのテロの後でも、ちゃんと開催していた物が、今年は、ない!
そう、このクリスマス村です。(写真は、2012年に撮った写真です)
正直言って、一度行けば、沢山かも...のクリスマス村でした。
販売しているものも「何で、ここに、それが並ぶの?」と思うようなクリスマスとは全く関係ない物が多く、明らかに人が多く集まる事を見越して「何でもいいから並べちゃえ!」の商品構成でした。
でも、あのテロの後、そんなクリスマス村が、例年通り開催されました。
今迄と変わらない生活を過ごす事、それがテロに屈しないフランス人の姿勢であると感じさせたクリスマス村でした。
長く続くテロの脅威に、警備の人達も大変でした。
そして、今年...
10月中旬に、ISが首都としていたラッカが陥落したというニュースがありました。
だからと言って、これでもうテロの脅威から解放された...とは思いません。
でも、11月11日の祝日のデパートなどの混雑ぶりや子供達の笑顔を見ると、テロ前のフランスになってきたような気がしました。
今より厳しい状況の時でも開催していたのに、どうして、やめたのかしら?
すると、№2が、皮肉っぽく「あれ!?そんなに、好きな場所だったっけ?確か前にあそこは一度行っただけで沢山!って、言ってなかったっけ?」
そりゃあ、言ったけど、ある意味、パリの風物詩だったんじゃないの?
「お母さんが、沢山だ!と思った理由と同じ事を思ったパリ市が、パリのクリスマス村の名前に相応しいマーケットに変えていくと決めたらしいよ」でした。
観覧車もクリスマス村もありませんが、22日には、点灯式が行われ、シャンゼリゼ
通りのイルミネーションに、灯りがともります。
そして、その点灯式には、あのヴァネッサ・パラディとジョニー・デップの娘であり今やシャネルのミューズのリリー・ローズ・デップが行うそうです。
(画像お借りしました)
去年より、少し明るく元気になってきたように思えるパリです。
そして、会社勤めを辞めてからでも、時々オットの車でパリへ...をしています。
通るルートは、大体、同じなので、見る風景も、毎回見慣れた風景です。
でも、先日、凱旋門からコンコルド広場に向かうシャンゼリゼ通りを通った時、何か違和感を感じました。
何だか違う...。
そして、やっと気づきました。
今迄、毎年この時期に見ていたものが、ない!
凱旋門からコンコルド広場迄のびるシャンゼリゼ通りには、視界を遮るものはあり
ません。
ですから、例年、車を走らせていると、こんな風景が見えたものでした。
見えても、観覧車の姿はありませんでした。
さらにシャンゼリゼ通りの左右を見ると、毎年この時期に見ていたもの、あのテロの後でも、ちゃんと開催していた物が、今年は、ない!
そう、このクリスマス村です。(写真は、2012年に撮った写真です)
販売しているものも「何で、ここに、それが並ぶの?」と思うようなクリスマスとは全く関係ない物が多く、明らかに人が多く集まる事を見越して「何でもいいから並べちゃえ!」の商品構成でした。
でも、あのテロの後、そんなクリスマス村が、例年通り開催されました。
今迄と変わらない生活を過ごす事、それがテロに屈しないフランス人の姿勢であると感じさせたクリスマス村でした。
長く続くテロの脅威に、警備の人達も大変でした。
そして、今年...
10月中旬に、ISが首都としていたラッカが陥落したというニュースがありました。
だからと言って、これでもうテロの脅威から解放された...とは思いません。
でも、11月11日の祝日のデパートなどの混雑ぶりや子供達の笑顔を見ると、テロ前のフランスになってきたような気がしました。
今より厳しい状況の時でも開催していたのに、どうして、やめたのかしら?
すると、№2が、皮肉っぽく「あれ!?そんなに、好きな場所だったっけ?確か前にあそこは一度行っただけで沢山!って、言ってなかったっけ?」
そりゃあ、言ったけど、ある意味、パリの風物詩だったんじゃないの?
「お母さんが、沢山だ!と思った理由と同じ事を思ったパリ市が、パリのクリスマス村の名前に相応しいマーケットに変えていくと決めたらしいよ」でした。
観覧車もクリスマス村もありませんが、22日には、点灯式が行われ、シャンゼリゼ
通りのイルミネーションに、灯りがともります。
そして、その点灯式には、あのヴァネッサ・パラディとジョニー・デップの娘であり今やシャネルのミューズのリリー・ローズ・デップが行うそうです。
去年より、少し明るく元気になってきたように思えるパリです。
by kanafr
| 2017-11-16 13:14
| フランスの出来事
|
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Comments(6)
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saheizi-inokori at 2017-11-16 22:27
テロの根源はなかなかなくならないとしても、市民は少しでも明るいクリスマスを祝いたいですよね。
平和なパリであるように!
平和なパリであるように!
0
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at 2017-11-16 23:25
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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kanafr at 2017-11-17 12:53
saheiziさん 今晩は
本当に久しぶりに、子供達が笑顔でノエルのウインドウを見ている姿を見て、嬉しかったです。
まだまだ不審物発見で電車は止まる事があり、さらにパトカーなどのサイレンを聞くと、ドキッとしますが、少しづつでも平和なパリになっていきますように!と願っています。
本当に久しぶりに、子供達が笑顔でノエルのウインドウを見ている姿を見て、嬉しかったです。
まだまだ不審物発見で電車は止まる事があり、さらにパトカーなどのサイレンを聞くと、ドキッとしますが、少しづつでも平和なパリになっていきますように!と願っています。
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kanafr at 2017-11-17 12:59
11-16 23;25の鍵コメさん、初めまして。
ご訪問いただき、いつも読んでくださって有難うございます。
お仕事されながら、子育ても頑張っていらっしゃるんですね。
ハイ、私も今朝行って分かり、記事にしました(-_-;)
本当にすみません。
そして教えてくださって有難うございます。
これに懲りずに、また読んでいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
ご訪問いただき、いつも読んでくださって有難うございます。
お仕事されながら、子育ても頑張っていらっしゃるんですね。
ハイ、私も今朝行って分かり、記事にしました(-_-;)
本当にすみません。
そして教えてくださって有難うございます。
これに懲りずに、また読んでいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
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sheri-sheri at 2017-11-17 14:04
今日は。こちらも晩秋から初冬の気配が濃くなってきました。テロは、厄介で悲劇的ですね。その脅威から恒久的に少しでもフランス全体や、パリが解放されることを願います。
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kanafr at 2017-11-19 09:29
sheri-sheriさん 今晩は
あのテロの悲劇は、多くの死や悲しみをもたらしました。そして間違った憎しみも生まれましたし、経済的なダメージは、未だに続いています。
普通に穏やかに暮らす事が、こんなに大事な事だったんだと、あの時の事件で多くのフランス人やフランス在の外国人が学びました。
以前よりは、華やかなパリになってきましたが、まだ街の中には、兵士達が警備していますし、小さいお子さんのいる難民の方達が物乞いをしている様子は、胸が痛みます。
平和は、誰もが望んでいるのに、一番難しい課題っていうのは、どうしてなんでしょうね。
あのテロの悲劇は、多くの死や悲しみをもたらしました。そして間違った憎しみも生まれましたし、経済的なダメージは、未だに続いています。
普通に穏やかに暮らす事が、こんなに大事な事だったんだと、あの時の事件で多くのフランス人やフランス在の外国人が学びました。
以前よりは、華やかなパリになってきましたが、まだ街の中には、兵士達が警備していますし、小さいお子さんのいる難民の方達が物乞いをしている様子は、胸が痛みます。
平和は、誰もが望んでいるのに、一番難しい課題っていうのは、どうしてなんでしょうね。