2018年 12月 17日
デモやストの影響は、こんなところにも...
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パリに出掛けた金曜日。
一晩中苦しんだせいで体調はあまりよくありませんでしたが、1週間前かなり無理を言って調節してもらったアポイントだった為、キャンセルせず、研修から戻ってきた№2に一緒に行ってもらいました。
でも、行ってみて1月に診察と言った意味が、分かりました。
手術をしたドクターが、ヴァカンスを取るという理由での1月の診察だったらしい。
さらに雨が激しく降る中、目薬を買う為に薬局に行きましたが、そこで知ったのは、これだけ続いたデモの影響。
確かデモは、土曜日からだと思っていたのに、この日はオペラ界隈でデモが行われるとかでラファイエットの前には、朝から警察の車がズラリ...
色々な用事を済ませた後、急いで帰宅しましたが、寒かったせいなのか、急に体調が悪くなり、猛烈な吐き気と腹痛に襲われ、久しぶりにベッドから起き上がれない状態になりました。
翌日の土曜日は、朝から小雨状態。
さらに、夕方になってかなり激しく降ってきた雨の中、出掛けたのは11月中旬にしたレーザー手術をした眼医者。一晩中苦しんだせいで体調はあまりよくありませんでしたが、1週間前かなり無理を言って調節してもらったアポイントだった為、キャンセルせず、研修から戻ってきた№2に一緒に行ってもらいました。
レーザー手術後は、何となく目がハッキリした感じで調子もよかったのに、2週間と義務づけられた4種類の目薬の投与が終わった途端、目が充血してしまいました。
ドクターからは1月に診察と言われていましたが、そんなには待てない位、充血が
ひどくなったので、この日に繰り上げて診察をお願いしました。
でも、行ってみて1月に診察と言った意味が、分かりました。
手術をしたドクターが、ヴァカンスを取るという理由での1月の診察だったらしい。
代わりのドクターに診察を受けたら、かなりドライアイになっているらしく、違う
目薬を4種類処方してもらって、この日はとりあえず終了。
何と、指定された目薬の内、1種類が在庫切れでした。
普通なら、すぐに注文し、月曜日には入荷するのに、今回の政府案に反対する長距離トラックのストやイエローベストのデモもあり「今のところ、いつ入荷するか分からない」と言われました。
薬剤師さんの説明によれば、パリ市内は、私の住んでいるパリ郊外よりもっと大変な状況らしい。「こんな状況ですから、納品を待つより、他の薬局を回った方が、確実に早く手に
入ると思いますよ」という事で、他の薬局を回りましたが、結局、その後2軒も回る羽目になりました。
でも、こんな状況について、薬局の方達も困っていましたが、皆さんが異口同音に
おっしゃったのは...
「物を破損する人達については賛成できないけれど、デモの主旨に関しては賛成」
「あのマクロンの会見は、不透明な部分が多く、何の解決にもなっていないわ」
でした。
壊し屋は別にして、デモの参加者は、増税によって被害を受ける人達だけでなく、
そういう風に被害を受ける人達の権利守るべきだと考えて立ち上がった人達も多く
います。
フランスは、デモとストの繰り返しに些かウンザリさせられる国ですけどね。でも、民意を無視して強行採決で新しい法案が決まってしまうような国ではなく、
国民の力で、政府案を変更させたり、大統領命令で法案を変える事の出来る国だからこそ、まだこの国は、大丈夫かもしれないと思っています。
こんな雨の日なのに、薬局に向かう途中で出会った高下駄を履いた白い仮装の人達の笑顔に、同じように笑顔で手を振り返す人達にも、ホンワリと優しく温かい空気が
流れ、何かの証の様に感じた日でした。
☆スタジオかるぺでぃえむの記事、更新しました。
時計以外にも、色々あったブティックでした
by kanafr
| 2018-12-17 12:46
| フランスの出来事
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