2010年 03月 13日
冬のソルドも終ったなあって思ったら、ギャラリーラファイエットのメゾン館では
秘かにシーツタオルの寝具のソルドを、引き続きやっていました。
「これって、確か冬のソルドの時もやっていましたよね?」って、意地悪く売り場の人に言ったら「あの時は、まだソルドになっていなかった物が、今、ソルドになっているんです!」って思いっきりツ-ン!ってされちゃいました。
買う側としては、色々と予算の都合とかもあるし、寝具ソルドは年一回でいいんじゃないの?って思います。
そもそも寝具って、洋服やバッグなどのファッション性のあるもんじゃないんだから春のソルドで見たって“ワアー!春物のシーツだあ。欲しいなあ”なんて思います?
だけど、どう言う訳か、毎年1月と6月の大ソルドの後は、か・な・ら・ず寝具だけのソルドが始まっているような気がする。
これって何か意味があるんだろうか?
何か販売していないと落ち着かない?..ってそこまで仕事熱心じゃないでしょ!
さて、毎日寒い日が続いているパリですが、ウインドウには春夏物が...。
でも、ファッション地区外のブティックのウインドウも、同じように春夏物がズラリと並んでいますが、イケテルとイケテナイの地区差が顕著です。
寒い空気の中、イケテナイ地区の2010年春夏物は、もしかして昨年の売れ残り商品を並べちゃったの?って思うくらいのダサ~いコーディネート。
おパリ=センスがいいって思っていらっしゃる方には、ショックを受けてしまうので写真はパス!しました。
そして冬のソルドでゲットした冬物をまだまだしっかり愛用中だというのに、早くも春物ソルドが仲良く同じ通りに並んでいるギャラリーラファイエットとプランタンで始まりました。
毎回不思議に思うには、ラファイエットの“3J”の文字看版!
“3J”って何?
普通に考えれば“3J”は3jours(3日間)の略語です。
でもソルドは10日~21日まで。
エッ、計算が、あわないじゃないの!?
フランス人の同僚に聞いても、みんな「ジュ ヌ セ パ(知らない)」って言う人
ばかりで、この日本人の疑問に答えてくれる人はいません。
では、皆さんの疑問(←皆さんって誰?ですけどね)にお答えしなきゃ!という事で、退社後、少し寄り道をしてラファイエットに行ってみる事に...。
「どうでもいい事に、熱心になるなあ」と、オットが感心したように言っていましたけれどね。
入館すると、受付カウンターでソルドのカタログらしきものを発見したので、それを取りあえず見るふりをして、受付3名のお姉様方のお仕事ぶりを観察。
すると、かなりの人で混み合う館内で、普通なら忙しい筈の受付業務なのに、なぜかお客様には背を向けた状態のまま、同僚3人と熱心に会談中。
「夏のヴァカンスどこ行くー?」
「去年行ったXXも最高だったわよ」
「クロードが言うにはね...」
と、フランス人にはありがちな、お仕事とはま~ったく関係のないプライベート談義でした。
そこで、どーせ暇しているなら、私の疑問に答えてちょうだい!って事で、“3J”の意味を聞いてみました。
私も暇ですよねえ...。
そしたらやはり3J=3日間の意味でした。
「3日以上もソルドやるのに、どうして3日間って言うんですか?」という私の質問にチョット先輩風を吹かした一人のお姉さまが「昔は3日間しかやらなかったんですがその名称が残ったまま、ソルドの期間だけ伸びていったからなんですよ」って教えてくださいました。
「ジュ ヌ セ パ」とお答えになる方も多いこのフランスで、珍しくきちんとしたお答えを頂き感激しました。
さらに「3日間っていうのはどうして?」って一歩深く踏み込んだら、ちょっと目を泳がせました。
さあ、出るかしら?お得意の“ジュ ヌ セ パ(知りません!)”が...
って思ったら、このお姉様、さにあらず大変優秀な方でございました。
「まず1日目は、どんな物がソルドになっているかの下見ですね。そして、2日目は、
もう一度ご確認をされたり、試着されたりお考えになる日ですね。3日目はご自身のお手持ちの服をお考えになりながら、ご本人は勿論、ご主人や恋人などの第三者の方のご意見も参考にされ、冷静にご判断いただく日って事で、後悔されないお買い物の為に、3日間は最低必要って事でございますね。」でした。
お見事な切り返しでございました。
ラファイエット代官様、恐れ入りましたー。
衝動買いを、ついしてしまう私には耳の痛い事でした。
ご丁寧な説明に長い間の疑問が解け、感謝感激しつつ、お隣のプランタンを見たら、こちらは、ラファイエットに対抗してか、+5日間の“8 JOURS OR (黄金の8日間)”です。
ポスターのモデルさんも、黄金の8日間に相応しく金色に染まっていますが、やはりこちらも8日間だけでは終わらず、21日までソルドです。
こチラにも「何故に8日間?」って聞いてみようじゃないの!と、受付に行きましたが、どなたもいらっしゃいませんでした。
少し奥に進んだら、途中のエスカレーターの近くに、制服姿で艶然とたたずむ館内のご案内担当らしきデパート嬢を発見!
ヒャー!日本のデパートみたい。今までなかったスタイルです。
ラファイエット代官様より綺麗さでは数段上ですがどうお答えになるでしょうか?
「お忙しいところ恐れ入りますが、一つお伺いしたい事が..」とお声をかけると
「とんでもございません、マダム」とニッコリ!
キャー!素敵 女優さんみたいな綺麗なお顔だワ!
すごーく感じがいいので、こちらもつられて笑顔で「21日までされるのに、どうして黄金の8日間って言うんですか?」って質問させていただきました。
そしたら、私の発音及びフランス語が間違っていたのでしょうね。
ニッコリはして下さいましたが、お声を一言も発さず首をかしげ笑うだけ...。
多分、その綺麗なご案内嬢にとって変な外人に見えた私は、知りたかったプランタンの“黄金の8日間”の謎を解明できないまま、帰宅の途につきました。
ラファイエットでは、お買い物には3日間熟考時間が必要と言う事でしたが、きっとプランタンでは、ご本人のお買い物だけでなくご家族を想定し、ご本人の為に3日間ご家族やさらにご友人の為に5日間の計8日間あれば、ご家族みんなが、笑顔になれる幸せなお買い物をできるって事なのかもね。
..って、あなたの代わりに考えてあげましたわよ。プランタンさん!
別に、頼まれていませんけど...。
秘かにシーツタオルの寝具のソルドを、引き続きやっていました。
「これって、確か冬のソルドの時もやっていましたよね?」って、意地悪く売り場の人に言ったら「あの時は、まだソルドになっていなかった物が、今、ソルドになっているんです!」って思いっきりツ-ン!ってされちゃいました。
買う側としては、色々と予算の都合とかもあるし、寝具ソルドは年一回でいいんじゃないの?って思います。
そもそも寝具って、洋服やバッグなどのファッション性のあるもんじゃないんだから春のソルドで見たって“ワアー!春物のシーツだあ。欲しいなあ”なんて思います?
だけど、どう言う訳か、毎年1月と6月の大ソルドの後は、か・な・ら・ず寝具だけのソルドが始まっているような気がする。
これって何か意味があるんだろうか?
何か販売していないと落ち着かない?..ってそこまで仕事熱心じゃないでしょ!
さて、毎日寒い日が続いているパリですが、ウインドウには春夏物が...。
でも、ファッション地区外のブティックのウインドウも、同じように春夏物がズラリと並んでいますが、イケテルとイケテナイの地区差が顕著です。
寒い空気の中、イケテナイ地区の2010年春夏物は、もしかして昨年の売れ残り商品を並べちゃったの?って思うくらいのダサ~いコーディネート。
おパリ=センスがいいって思っていらっしゃる方には、ショックを受けてしまうので写真はパス!しました。
そして冬のソルドでゲットした冬物をまだまだしっかり愛用中だというのに、早くも春物ソルドが仲良く同じ通りに並んでいるギャラリーラファイエットとプランタンで始まりました。
毎回不思議に思うには、ラファイエットの“3J”の文字看版!
“3J”って何?
普通に考えれば“3J”は3jours(3日間)の略語です。
でもソルドは10日~21日まで。
エッ、計算が、あわないじゃないの!?
フランス人の同僚に聞いても、みんな「ジュ ヌ セ パ(知らない)」って言う人
ばかりで、この日本人の疑問に答えてくれる人はいません。
では、皆さんの疑問(←皆さんって誰?ですけどね)にお答えしなきゃ!という事で、退社後、少し寄り道をしてラファイエットに行ってみる事に...。
「どうでもいい事に、熱心になるなあ」と、オットが感心したように言っていましたけれどね。
入館すると、受付カウンターでソルドのカタログらしきものを発見したので、それを取りあえず見るふりをして、受付3名のお姉様方のお仕事ぶりを観察。
すると、かなりの人で混み合う館内で、普通なら忙しい筈の受付業務なのに、なぜかお客様には背を向けた状態のまま、同僚3人と熱心に会談中。
「夏のヴァカンスどこ行くー?」
「去年行ったXXも最高だったわよ」
「クロードが言うにはね...」
と、フランス人にはありがちな、お仕事とはま~ったく関係のないプライベート談義でした。
そこで、どーせ暇しているなら、私の疑問に答えてちょうだい!って事で、“3J”の意味を聞いてみました。
私も暇ですよねえ...。
そしたらやはり3J=3日間の意味でした。
「3日以上もソルドやるのに、どうして3日間って言うんですか?」という私の質問にチョット先輩風を吹かした一人のお姉さまが「昔は3日間しかやらなかったんですがその名称が残ったまま、ソルドの期間だけ伸びていったからなんですよ」って教えてくださいました。
「ジュ ヌ セ パ」とお答えになる方も多いこのフランスで、珍しくきちんとしたお答えを頂き感激しました。
さらに「3日間っていうのはどうして?」って一歩深く踏み込んだら、ちょっと目を泳がせました。
さあ、出るかしら?お得意の“ジュ ヌ セ パ(知りません!)”が...
って思ったら、このお姉様、さにあらず大変優秀な方でございました。
「まず1日目は、どんな物がソルドになっているかの下見ですね。そして、2日目は、
もう一度ご確認をされたり、試着されたりお考えになる日ですね。3日目はご自身のお手持ちの服をお考えになりながら、ご本人は勿論、ご主人や恋人などの第三者の方のご意見も参考にされ、冷静にご判断いただく日って事で、後悔されないお買い物の為に、3日間は最低必要って事でございますね。」でした。
お見事な切り返しでございました。
ラファイエット代官様、恐れ入りましたー。
衝動買いを、ついしてしまう私には耳の痛い事でした。
ご丁寧な説明に長い間の疑問が解け、感謝感激しつつ、お隣のプランタンを見たら、こちらは、ラファイエットに対抗してか、+5日間の“8 JOURS OR (黄金の8日間)”です。
ポスターのモデルさんも、黄金の8日間に相応しく金色に染まっていますが、やはりこちらも8日間だけでは終わらず、21日までソルドです。
こチラにも「何故に8日間?」って聞いてみようじゃないの!と、受付に行きましたが、どなたもいらっしゃいませんでした。
少し奥に進んだら、途中のエスカレーターの近くに、制服姿で艶然とたたずむ館内のご案内担当らしきデパート嬢を発見!
ヒャー!日本のデパートみたい。今までなかったスタイルです。
ラファイエット代官様より綺麗さでは数段上ですがどうお答えになるでしょうか?
「お忙しいところ恐れ入りますが、一つお伺いしたい事が..」とお声をかけると
「とんでもございません、マダム」とニッコリ!
キャー!素敵 女優さんみたいな綺麗なお顔だワ!
すごーく感じがいいので、こちらもつられて笑顔で「21日までされるのに、どうして黄金の8日間って言うんですか?」って質問させていただきました。
そしたら、私の発音及びフランス語が間違っていたのでしょうね。
ニッコリはして下さいましたが、お声を一言も発さず首をかしげ笑うだけ...。
多分、その綺麗なご案内嬢にとって変な外人に見えた私は、知りたかったプランタンの“黄金の8日間”の謎を解明できないまま、帰宅の途につきました。
ラファイエットでは、お買い物には3日間熟考時間が必要と言う事でしたが、きっとプランタンでは、ご本人のお買い物だけでなくご家族を想定し、ご本人の為に3日間ご家族やさらにご友人の為に5日間の計8日間あれば、ご家族みんなが、笑顔になれる幸せなお買い物をできるって事なのかもね。
..って、あなたの代わりに考えてあげましたわよ。プランタンさん!
別に、頼まれていませんけど...。
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by kanafr
| 2010-03-13 11:15
| パリの街、我が街
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